総務省令和6年度「デジタル基盤活用推進事業 実証事業」の請負を実施しました。
新しい通信技術を活用して地域課題の解決を目指す先進的な課題解決モデルの創出・横展開の促進を目的とする社会実証
を実施いたしました。
新しい通信技術を活用した地域課題解決モデル取組の参考にしていただければと思います。
<一次公募No.10 遭難者捜索における捜索隊の効率的かつ安全な捜索活動支援>
山岳救助隊は状況共有が極めて困難な状況で、人命救助活動を迅速かつ安全に行わなければならないという課題が存在します。
Wi-Fi Halowとドローンを活用し、捜索現場に柔軟・迅速に通信エリアを構築し、捜索班・捜索本部間でデータ共有を行うことで
遭難者捜索活動の高度化及び捜索隊の二次災害抑制を目指す検証を行います。
このような検証を行うために、奈良県天川村、㈱CubeEarth、ミラテクドローン㈱、天川村山岳救助隊、アストロデザイン㈱、㈱ACTIOM、和歌山大学、奈良県、奈良県広域消防組合、シャープ㈱でコンソーシアムを組み、各種検証を実施したものです。
<一次公募No.12 IoTデバイスを用いた上水道の多地点同期計測による漏水の新たな高効率検出技術の実証>
水道局職員の減少・高齢化が進む中、熊本地震以降の漏水による無効水量増加が水道経営を圧迫し、人力で行う老朽インフラの点検・更新に遅れが出ている。水道給水人口の減少に伴い、水道運用コストの低減も進まず、漏水事故が水道事業に与える影響は深刻であり、事故後の早急な手当・未然の防止が求められるが、自動検査技術は依然確立されていないという課題が存在します。
LPWA通信技術を活用した漏水検査技術を実地で実証し、属人的な運用・技術喪失の防止や漏水の事前予知や水道管補修優先判断等の業務効率化に向けた検証を行います。
このような検証を行うために、熊本県八代市、福岡大学、九州工業大学、ソナス㈱、アストロデザイン㈱、㈱伊之、シャープ㈱でコンソーシアムを組み、各種検証を実施したものです。
<一次公募No.13 自治体とインフラ企業の連携による安全点検と観光支援ソリューションシステムの実証>
鉄道会社は災害激甚化への対応として検査範囲の広域化に向けて安全かつ効率的な点検実施を目指しているが、作業員による点検では点検可能な範囲に限界があり、迅速な異変の発見が課題。また、自然景観保全・観光への活用を考える自治体も、景勝地の持続的な管理・観光データ収集におけるリソース面での限度がある。双方にとって、工数削減と定期的なデータ収集という課題が存在します。
三次元点群データを用いた斜面の安全点検システムを連携構築し効率化と利便性向上、 取得したデジタルデータを連携利活用し自然景観による観光支援強化を検証を行います。
このような検証を行うために、四国旅客鉄道㈱、徳島県三好市、㈱ミラテクドローン、㈱マプリィ、阿南工業高等専門学校、三好市教育委員会、アストロデザイン㈱、シャープ㈱でコンソーシアムを組み、各種検証を実施したものです。