8K×医療
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離島医療を変える8K映像が
島民たちの憩いの場を守る

「大腸に小さなポリープがあったみたい。
でも、かなり初期段階なので心配ないよ」
医師の言葉にトミさんは安堵の表情を浮かべた。
「早期に発見できてよかった。
かなり小さなポリープだったので、
従来の検査では見落としていたかもね」
そう続けると、
医師は目の前の8Kモニターに映し出された
鮮明な内視鏡画像に目をやった。

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ここは本州から遠く離れた、
人口3000人に満たない離島。
80歳になるトミさんは、この地で
47年間にわたって食堂を営んできた、
島の名物おばあちゃんだ。
島の誰もがトミさんとこの食堂を愛し、
トミさんも皆に喜んでもらおうと店に立ち続けた。
そして最近、トミさんと常連客の間ではこんな会話が増えていた。
「あと3年でこの店も50年だね。
みんなで盛大にお祝いしないと」
「いやいや、本当にみんなのお陰だから、
逆に大サービスしなきゃいかんね」

ある週末の夜、
トミさんは長い電話に付き合っていた。
かれこれ、30分は話しているだろうか。
「もう歳が歳なんだから、
一度くらい病院でちゃんと診てもらってよ。
何かあっても、すぐには行けないんだから」
電話の相手は娘だ。
島を離れ、東京に住む娘は母の体を心配し、
週末になると決まって電話をかけてくる。
「大丈夫だよ。どこも悪くないんだから」
「もう若くないんだから、
急に悪くなることもあるのよ」
実は、トミさんはほとんど病院に行ったことがない。
「食べ物に気をつけているから大丈夫」
そんな昔ながらの考えもあり、
娘の説得を素直に聞き入れようとしなかった。

そんなトミさんの心を動かしたのは、
常連客でもある島の内科医だった。
ある日、いつものように食堂で昼食を
すませた医師は、こう切り出した。
「最近、うちの病院にすごくキレイな画像で
診察ができるカメラとモニターが入ってね。
しかも東京の大きい病院とつないで、
一緒に診てもらうこともできるんだよ。
これまで、うちでは見つけられなかった
病気も早めに見つけられるかもしれない」
「すごい時代になったねぇ」
「トミさんも、50周年を元気に迎えるために、
一度診ておいた方がいいんじゃない?」
その夜、トミさんは娘に自ら電話をかけていた。
「お医者さんにこんなこと言われてね。
一度診てもらおうと思うのよ。
確かに、あと3年は絶対に休むわけにはいかないからねぇ」

検査の日、島の病院は東京の総合病院と次世代移動通信システムでつながっていた。
8Kの内視鏡カメラ映像を
リアルタイムで東京へ送り、
そこで専門医が一緒に検査を行うのだ。
「ちょっとカメラ戻してください」
専門医は鮮明なモニター映像に一瞬映った
異物を見逃さなかった。
「これはポリープですね。かなり小さいですが、
この画質だとはっきり分かりますね」

検査後、ひと通りの説明を聞いたトミさんと、
東京から帰省していた娘は、
目を丸くして医師の話に耳を傾けていた。
「この内視鏡カメラとモニターがあれば、
肉眼で見るよりもはるかに詳しく体内の様子が分かるんだよ。
今までなら見落としていた病気の兆候にも、
今後は早い段階で気付くようになるだろうね。
さらに高速通信で都会の病院に映像を送れば、
遠隔指示で手術をすることも夢じゃない。
『医療の地域格差』なんて言葉はなくなるかもね」
8K+5Gで、あなたの未来は、ここまで変わる。

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