「平成30年度省エネ大賞」(主催:一般財団法人 省エネルギーセンター、後援:経済産業省)における、製品・ビジネスモデル部門にて、シャープの「スマート蓄電池システム<JH-FBCC01/JH-FBCC02/JH-FBCC03>」、省エネ事例部門で、亀山工場の「液晶半導体工場における外調機を中心とした省エネ活動」が、揃って「省エネルギーセンター会長賞」に選定されました。
▲一般財団法人 省エネルギーセンター 会長 藤 洋作 氏(左)より賞状を受け取る
シャープエネルギーソリューション株式会社 取締役 社長執行役員 佐々岡 浩(右)
▲一般財団法人 省エネルギーセンター 会長 藤 洋作 氏(左)より賞状を受け取る
ディスプレイデバイスカンパニー 構造改革本部 総務・環境統轄部 亀山環境安全推進部長 伊藤 忠男(右)
表彰式が1月30日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催され、「スマート蓄電池システム」は、シャープエネルギーソリューション株式会社 取締役 社長執行役員 佐々岡 浩、「液晶半導体工場における外調機を中心とした省エネ活動」については、ディスプレイデバイスカンパニー 構造改革本部 総務・環境統轄部 亀山環境安全推進部長 伊藤 忠男が出席しました。
「省エネ大賞」は、事業者や事業場等において実施した他者の模範となる優れた省エネ取り組みや、省エネルギー意識の浸透や省エネルギー製品の普及促進などに寄与することを目的として、優れた省エネルギー性を有する製品やビジネスモデルを表彰する制度です。
「スマート蓄電池システム」は、工場やオフィスビル、店舗などに設置し、電気の使用状況に応じて蓄電池の充放電をきめ細かく制御します。通常、多くの電気を使用する施設では、電力会社と高圧受電契約※1を結んでおり、過去1年間における最大の使用電力(最大デマンド※2)を基準に基本料金が設定※3されます。本システムは、消費電力が上昇したタイミングで蓄電池から放電し、最大デマンドを抑えることで、基本料金の削減に貢献できるとして受賞しました。
また、太陽電池が発電する直流の電気を、インバータやコンバータなどの変換機器を介さずにダイレクトに蓄電することで、変換ロスなどを最小限に抑えられることも高く評価いただきました。
亀山工場の「液晶半導体工場における外調機を中心とした省エネ活動」は、ファシリティ設備だけでなく、生産技術部門と環境部門が一体となり組織横断的に省エネを進めた結果、原油換算 5,485kl/年の削減を実現したこと、加えて、3年間で194件の様々な施策を実施し、事業所全体で7. 2%のエネルギ-削減を達成したことが、受賞に繋がりました 。
▲製品・ビジネスモデル部門
「省エネルギーセンター会長賞」の表彰状
▲製品・ビジネスモデル部門
「省エネルギーセンター会長賞」のトロフィー
▲「省エネルギーセンター会長賞」受賞のスマート蓄電池システム<JH-FBCC02>
左:蓄電池、中央:ハイブリッドパワーコンディショナ、右:電力量計測盤