空気清浄機搭載エアコン「Airest」<AY-L40P>(左)プラズマクラスタードレープフロードライヤー<IB-WX1>
2020年12月、空気清浄機搭載エアコン「Airest」<AY-L40P>と、プラズマクラスター ドレープフロードライヤー<IB-WX1>が、JIDA(公益社団法人日本インダストリアルデザイナー協会)主催のデザインミュージアムセレクションVol.22 に、選定されました。
JIDAは1952年に創立されたインダストリアルデザイナーの唯一の全国組織です。これまで60年以上に渡って、各分野、各地域のデザイン関係団体とも協力して、日本のデザイン界と産業や社会、文化の発展のために貢献しています。 JIDAデザインミュージアムは、「美しく豊かな生活を目指して」をテーマに、インダストリアルデザインが社会に寄与する質の高い製品を選定し表彰するとともに、その製品を収集・保管して次世代に伝え、教育、産業、生活へ文化的貢献を行うことを目的として、1997年に開設されました。開設以来、デザイン性の高いものやその時代をリードした製品などを中心に、収集・展示しています。
【選定製品「空気清浄機搭載エアコン「Airest」<AY-L40P>」について】
空気清浄機搭載エアコン「Airest」は、時代の関心事になりゆく空気の質に着目し、安心して健やかに暮らしていく為に、キレイな空気に特化したエアコンです。空気清浄機開発で培った経験と、エアコンの構造や部品を抜本的に見直すことで製品化を実現しました。キレイな空気を部屋隅々に届ける大きなアークパネルと本体の構成は、天面に広い吸気面積を確保しながらも、流麗な-Rの曲面デザインを採用することでボリュームを軽減し、かつキレイな空気が循環する様を表現しています。
<審査委員解説>
室内環境において、暖かい空気は天井側、冷たい空気は床側に滞留するため、暖房は窓側下部から吹き出す床下空調がコールドドラフトを抑える上で理想的である。しかし、構造やスペース的制約で暖房機の床上設置は難しく、冷暖一体機器の天井側設置が一般的である。これに対し、フロントパネルをスライドさせ暖かい気流を下方に大きく吹き出すことを実現するとともに、吸込口を天面全体に採用しており空気清浄機としても秀逸である。
【選定製品「プラズマクラスタードレープフロードライヤー<IB-WX1>」について】
プラズマクラスタードレープフロードライヤーは、子どもから大人まで、人々の髪を「速く」「キレイに」「楽に」乾かしたいという想いのもと開発。
髪を素早く乾かす美容師の「ドライヤーを2本持つ」テクニックに注目し、2つの吹き出し口から出る風が、髪を立体的に押し分け、広範囲に風を届ける新速乾方式により、短時間でのヘアドライを可能にしました。また、「センシング機能」では髪とドライヤーの距離を測り、温度を自動コントロールするため、熱ダメージを軽減させます。送風機構やセンシング機能などの当社独自の技術を多数内蔵しながらも外観にはほとんどビス穴もなく、丸みを帯びたデザインにしたことで、手当たりと重心のバラスの良い操作性を実現し、かつ陰影の変化が美しい本体造形を目指しました。
<審査委員解説>
スタイリストのテクニックから着想を得て、2つの吹出口から立体的でドレープ状の風を深く広範囲に届け速乾性を実現している。また、髪との距離に合わせて風の温度を調整し、髪に与える熱ストレスや過乾燥を抑えている。性能のみではなくドライヤーの「型」を脱した意匠を創出している。
当社は今後も、コーポレート宣言“Be Original.”※の精神に則り、人に寄り添う製品デザインの創出に努めてまいります。
※ 当社が輝けるグローバルブランドをめざす決意を宣言するもの。経営信条の「誠意と創意」の精神を、これからもシャープの原点として受け継ぐとともに、お客様のためのオリジナルを創り続けていくことを主旨とします。