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  • 第28回ディスプレイ国際ワークショップ<IDW '21>において「Sharp Force Touch」がBest Paper Awardを受賞
  • 第28回ディスプレイ国際ワークショップ<IDW '21>において「Sharp Force Touch」がBest Paper Awardを受賞

    ▲論文共同執筆者の皆さん(シャープディスプレイテクノロジー株式会社 事業本部 新技術事業化統轄部 第二開発部)
    前列左より 研究員 山岸 慎治、研究員 山本 琢磨、課長 杉田 靖博
    後列左より 研究員 ムジラネザジョン、研究員 丸山 武紀、係長 木田和寿  

     昨年12月に開催された国際学会「第28回ディスプレイ国際ワークショップ<IDW '21>※1」において、シャープディスプレイテクノロジー株式会社が発表した「Sharp Force Touch for On-Screen User Interface in LCD and Foldable OLED Display Application」の開発成果の論文が、Best Paper Awardを受賞しました。シャープグループとしては3年連続の受賞となります。

     「Sharp Force Touch」は、高感度の圧力検知機能を備えたシャープ独自のタッチパネルです。スマートフォンなどで通常使われる静電タッチパネルは、指が画面に触れると反応します。対して、「Sharp Force Touch」は、圧力検知機能により、触れただけの操作と、(物理的なボタンを押す場合で行うような)押し込む操作を区別、かつ同時検知できるため、確実で安全な操作が求められる車載ディスプレイなどに適します。指による操作はもちろん、グローブやペンなど様々な方法で使用できます。

     今回の発表では、圧力検知機能の更なる高感度化(従来比3倍)により、厚さ1.1mmのカバーガラス越しでも入力(反応荷重300g)ができることを紹介しました。あわせて、「Sharp Force Touch」技術に、「ハプティクス(触覚フィードバック)」技術※2を融合させることで、ディスプレイ上で物理的なボタンのような感覚で操作が可能になることをプレゼンテーションしました。

     

    ▲第28回ディスプレイ国際ワークショップ<IDW '21>Best Paper Awardの賞状と楯

    デモ機画像
    <物理ボタンのような感覚で操作が可能、(右)ペンなどの非導体での入力も可能>

    ※1
    International Display Workshop 2021。先端情報表示技術に関する国内最大の国際会議。2021年12月1日~3日にオンラインで開催。
    ※2
    ハプティクス(触覚フィードバック)技術:振動などによって、人の指に触覚を感じさせる技術です。本デモ機ではボタンを押し込んだ時などに振動させることで、ボタンを押したような触覚をフィードバックしています。

     

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