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  • 3GPPに関する標準化推進への功績が、2023年度 TTC「功労賞」を受賞
  • 3GPPに関する標準化推進への功績が、2023年度 TTC「功労賞」を受賞

    ▲2023年度 情報通信技術賞・功労賞表彰式
    (最後列の左から4番目が、研究開発本部 研究員 増田 陽子)

     一般社団法人情報通信技術委員会(以下、TTC)が主催する2023年度 情報通信技術賞・功労賞表彰において、3GPP※1に関する標準化推進への功績に対し、当社 研究開発本部 研究員 増田 陽子が「功労賞」を受賞。6月19日にホテル雅叙園東京(東京都目黒区)で表彰式が開催されました。

    ▲表彰式に出席した増田研究員

     TTCは、情報通信ネットワークに関わる標準を作成することにより、情報通信分野における標準化に貢献するとともに、その普及を図ることを目的として設立されており、その目的に沿う事業の遂行に多大な貢献をした者に対して毎年表彰が行われています。

     増田 研究員は、TTCの3GPP専門委員会※2において、2019年4月から2021年4月までの約2年間SWG-CT※3リーダー、2021年7月から2022年10月までの約1年3か月間、委員長を務め、3GPPにおける4G、5Gシステムの標準化を積極的に推進し、仕様策定に貢献しました。こうした活動や功績が評価され、今回、「功労賞」受賞に至りました。

     尚、2014年より3GPP SA1※4会合に、近年では、3GPP CT1※5会合に継続して参加。技術提案である寄与文書(寄書)を入力して合意形成に貢献するとともに、当社4G/5G規格関連特許の出願(60件以上)及びその権利化に貢献してきました。

     当社は、業界の先駆けとなる新しいモバイル機器を提供し続けるとともに、20年以上にわたり、W-CDMAやLTE、LTE-Advanced、5Gなどの無線技術やネットワークに関する研究開発、および特許出願に積極的に取り組み、その結果、6,000件以上の必須特許を保有するに至りました。当社は、今後も5Gなど無線技術やネットワークに関する基幹技術の研究開発を通じて、事業ビジョン「8K+5GとAIoTで世界を変える」を実現すべく取り組んで参ります。

     
    ▲「功労賞」の楯 ▲「功労賞」の賞状
     
    ※1
    3GPP(Third Generation Partnership Project)は、4G(第4世代移動通信システム)、5G(第5世代移動通信システム)技術を扱う移動通信システムの仕様の検討・策定を行っているプロジェクトです。策定された仕様は日本の移動通信システムに広く採用されています。
    ※2
    3GPP専門委員会では、3GPPの標準化に関する情報共有と意見交換を行い、3GPPで開発された仕様のうちサービス、アーキテクチャ、及びプロトコルに関わるもの、無線ネットワークとコアネットワーク間のインタフェースのうち無線仕様に依存しないもの、端末とコアネットワーク間のインタフェース、IMS(IP Multimedia Subsystem)と呼ばれる移動通信システムにIPベースのマルチメディアサービスを提供する機能についてTTC標準として制定しています。
    ※3
    SWG-CT:Sub Working Group – Core Network & Terminalの略称。3GPP TSG CT及び配下のWGsに関連するトピックを扱う、TTCの3GPP専門委員会内のサブワーキンググループ。
    ※4
    3GPP SA1会合は、3GPPにおけるサービス要求を策定するワーキンググループです。
    ※5
    3GPP CT1会合は、3GPP における端末とコアネットワーク間の詳細プロトコルを策定するワーキンググループです。
     

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