宇宙航空研究開発機構(JAXA)より、認定部品長期供給50周年の感謝状を受領
12月22日、天理事業所(シャープミュージアム)にて、JAXA認定部品の長期供給50周年を記念した感謝状の贈呈式が開催されました。
式では、当社を代表してシャープエネルギーソリューション株式会社(以下SESJ)副社長 有馬寛高が出席し、宇宙航空研究開発機構(以下JAXA)理事長 山川宏 氏より感謝状を頂戴しました。この感謝状は、宇宙用太陽電池の50年に渡る長期供給の実績がJAXAより認められ、授与されたものです。
▲感謝状贈呈式
(右)JAXA理事長 山川宏 氏より、感謝状を授与されるSESJ副社長 有馬寛高
▲感謝状と記念品
記念品はロケット先端部を作成する金属加工法「へら絞り」を用いて作成されたもの
【SESJ副社長 有馬寛高のコメント】
当社は、1972年の宇宙用シリコン太陽電池の部品認定から、以来、50年間にわたり宇宙用太陽電池の供給工場としての役割を果たしてまいりました。この間に当社は太陽光発電の様々な知見を深め技術を磨きあげていくことで、JAXA様との協力関係を築き上げ、宇宙探査の一端を担ってきたことを誇りに思っています。
当社の太陽電池技術は日々進展し、宇宙探査や持続可能なエネルギー供給に貢献しています。そして、今まさにこの時も、無人探査機「SLIM(スリム)」が、月に向かって飛行中です。当社の太陽電池が、人類の夢と希望、そしてJAXA様の技術と叡智が結集された無人探査機「SLIM(スリム)」に搭載されていることが、当社にとっても誇りであり、JAXA様の月面着陸・探査において、世界をリードする大きな成果に期待をしております。今後も、JAXA様との連携を通じて、当社のさらなる技術革新を目指し、未来への挑戦を続ける所存です。
最後に、この感謝状の贈呈という光栄な機会をいただき、心から感謝申し上げます。JAXA様との連携を強化し、共に未来を切り拓いていきたいと思います。
【認定部品の歴史】
・1972年 宇宙用シリコン太陽電池の部品認定を受ける
・1976年 日本初の実用衛星「うめ」に採用(シャープミュージアム歴史館にレプリカを展示)
・1978年 宇宙用シリコン太陽電池の製造工場としてJAXAより認定を受け、
以来、宇宙用太陽電池の認定工場を継続
・現在までに、約190基の人工衛星に当社製太陽電池が搭載、内約60基がJAXA
・2023年9月に打ち上げ成功した小型月着陸実証機SLIMにも当社製太陽電池が搭載
2024年1月20日に月面着陸予定(12月5日 JAXA発表)
▲記念の集合写真
(前列、左2番目より)SESJ化合物事業推進部主任検査員 井伊丈治、SESJ化合物事業推進部長 高本達也、SESJ副社長 有馬寛高、
JAXA理事長 山川宏 氏、JAXA信頼性統括 髙畑博樹 氏、JAXA安全・信頼性推進部長 杢野正明 氏