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  • 「若手標準化人材育成に繋がる3GPP勉強会施策にかかわる功績」が、2024年度TTC「功労賞」を受賞
  • 「若手標準化人材育成に繋がる3GPP勉強会施策にかかわる功績」が、2024年度TTC「功労賞」を受賞

    ▲2024年度 情報通信技術賞・功労賞表彰式
    (最後列 一番左から順に 研究開発本部 研究員 泉 晶貴、係長 菅原 靖夫、研究員 千葉 周一郎)

     一般社団法人情報通信技術委員会(以下、TTC)が主催する2024年度 情報通信技術賞・功労賞表彰において、3GPP※1に関する標準化人材育成への功績に対し、当社 研究開発本部 係長 菅原 靖夫、研究員 千葉 周一郎、研究員 泉 晶貴がメンバーとして参加する「3GPP勉強会」が「功労賞」を受賞しました。6月18日にホテル雅叙園東京(東京都目黒区)で表彰式が開催されました。

    ▲「功労賞」の楯

     TTCは、情報通信ネットワークに関わる「標準」を作成することにより、情報通信分野における標準化に貢献するとともに、その普及を図ることを目的として設立されました。TTCでは、その目的に沿う事業の遂行に多大な貢献をした者に対して毎年表彰が行われています。

     「3GPP勉強会」は3GPP専門委員会※2の活動の一つで、3GPPにおける若手標準化人材の育成を目的とするものです。受賞した3名は、2021年11月から3GPP専門委員として活動に取り組んでおり、「3GPP勉強会」では、ユーザーやサービス毎に仮想ネットワークを分割(=スライス)するネットワークスライスをテーマとする勉強会(「NWスライス勉強会」、2022年3月~8月開催)で講演を行うほか、TTCセミナーにおいて、千葉及び泉がNWスライス勉強会の成果に基づく対外発表を実施しました。こうした若手標準化人材育成への貢献が評価され、「功労賞」の受賞に至りました。

     なお、菅原は、3GPP SA2会合※3には2019年10月、3GPP CT1会合※4には2020年10月から参加。ネットワークチームのリーダーとしてチームを牽引しました。また、千葉は2021年4月、泉は2020年8月から3GPP CT1会合※4に参加し、技術提案である寄与文書(寄書)を作成し、合意形成を推進しました。

    ▲「功労賞」の賞状

     当社は、業界の先駆けとなる新しいモバイル機器を提供し続けるとともに、20年以上にわたり、W-CDMA※5やLTE、LTE-Advanced、5Gなどの無線技術やネットワークに関する研究開発、および特許出願に積極的に取り組み、その結果、6,000件以上の必須特許を保有するに至りました。当社は、今後も5Gなど無線技術やネットワークに関する基幹技術の研究開発を通じて、無線通信分野における技術革新に貢献し続けて参ります。

    ※1
    3GPP(Third Generation Partnership Project)は、4G(第4世代移動通信システム)、5G(第5世代移動通信システム)技術を扱う移動通信システムの仕様の検討・策定を行っているプロジェクト。策定された仕様は日本の移動通信システムに広く採用されています。
    ※2
    3GPP専門委員会では、3GPPの標準化に関する情報共有と意見交換を行い、3GPPで開発された仕様のうちサービス、アーキテクチャ、及びプロトコルに関わるもの、無線ネットワークとコアネットワーク間のインタフェースのうち無線仕様に依存しないもの、端末とコアネットワーク間のインタフェース、IMS(IP Multimedia Subsystem)と呼ばれる移動通信システムにIPベースのマルチメディアサービスを提供する機能についてTTC標準として制定しています。
    ※3
    3GPP SA2会合は、3GPPにおけるシステムアーキテクチャを策定するワーキンググループ。
    ※4
    3GPP CT1会合は、3GPP における端末とコアネットワーク間の詳細プロトコルを策定するワーキンググループ。
    ※5
    Wideband Code Division Multiple Accessの略。第3世代の移動通信システム技術であり、その後、第4世代のLTE(Long Term Evolution)、第5世代の5Gへと発展しています。
     

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