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  • 小型月着陸実証機「SLIM」が「第54回日本産業技術大賞」文部科学大臣賞を受賞
  • 小型月着陸実証機「SLIM」が「第54回日本産業技術大賞」文部科学大臣賞を受賞

    ▲受賞者による集合写真(©日刊工業新聞)

    日刊工業新聞社が主催する「第54回日本産業技術大賞」において、小型月着陸実証機(SLIM)が文部科学大臣賞を受賞しました。

    日本産業技術大賞は、日本の産業技術の発展に貢献した技術成果を、学識経験者などで構成される審査委員会が毎年選定し、開発・実用化した企業やグループを表彰する制度です。

    今回、文部科学大臣賞の表彰対象となった「SLIM」には多くの企業がかかわっており、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と、シャープエネルギーソリューション株式会社(SESJ)を含む12社合同での受賞となりました。

    本年4月2日、経団連会館(東京都千代田区大手町)で開催された贈賞式では、代表してSESJ 化合物事業推進部 参事 山口 洋司が記念の賞状と楯を受け取りました。

     

    ▲SESJ 化合物事業推進部 参事 山口 洋司

    ▲「文部科学大臣賞」の賞状と楯

    ■「SLIM」における当社の役割

    「SLIM」は2024年1月20日(日本標準時)に高精度月面着陸を達成しました。目標地点に対する精度100m以下での着陸成功は世界初、打ち上げ重量約700㎏は世界最軽量級の着陸機です。小型・軽量かつ高精度で着陸可能な探査機システムの実現は、今後の月惑星探査の高頻度化に貢献するものであり、今回の月面着陸成功により、月惑星探査と月面経済圏の構築の更なる進展が期待されます。

    当社は「SLIM」に搭載された薄膜化合物太陽電池を開発いたしました。薄いフィルムで太陽電池セルを封止した構造のため、軽量かつ曲面への搭載も可能なフレキシブル性を備えており、高効率化と軽量化が求められる宇宙用途に適した仕様を実現しています。

     

    ▲左:小型月着陸実証機「SLIM」(イラスト、©JAXA)、
    右:「SLIM」に搭載している薄膜化合物太陽電池

    当社は今後も、宇宙用太陽電池の研究開発を進め、JAXAをはじめとする人工衛星や宇宙探査プロジェクトに貢献してまいります。

     

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