受賞・表彰

　一般社団法人サステナブル経営推進機構が主催する「第8回エコプロアワード」において、当社のカラー電子ペーパーディスプレイ『ePoster』シリーズが、「経済産業大臣賞」を受賞しました。

　『エコプロアワード』は、2050年カーボンニュートラルの達成やサーキュラーエコノミーへの転換など、社会経済の大きな変化に対応した優れた取り組みを表彰する制度です。日本市場において、事業者や消費者、投資家からの評価が高く、環境配慮が組み込まれた製品やサービス、ビジネスモデルなどのさらなる開発と普及を目的としています。

　12月12日、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催された表彰式には、当社の執行役員Co-COO 兼 スマートワークプレイスビジネスグループ長 小林 繁が出席しました。

■受賞製品の特長と受賞の背景

　『ePoster』は、“消費電力0W”での表示保持を実現。電力を必要とするのは表示を書き換えるときのみと、優れた省エネ性能を有しています。電子ペーパー分野の世界最大手であるE Ink Holdings Inc.（本社：台湾 新竹市、CEO：Johnson Lee）の電子ペーパー技術を搭載し、紙のような高い視認性と豊かなカラー表現力を兼ね備えています。また、薄型・軽量設計も実現し、これまで電源供給や耐荷重の課題からデジタルサイネージの設置が困難だった場所でも活用が可能です。さらに、遠隔から複数台の一括表示書き換えにも対応。省エネ性能のみならず、運用における省資源・省人化にも貢献する点が高く評価され、今回の受賞に至りました。

■受賞者コメント

　この度は、電子ペーパーディスプレイ『ePoster』がこのような素晴らしい経済産業大臣賞をいただきまして、従業員一同、大変喜んでおります。あらためて審査員や協会の皆様に心から感謝申し上げたいと思います。 元々『ePoster』は紙の視認性とデジタルの生産性、低消費電力の3つを同時に成り立たせることを目標に商品開発を行いました。この『ePoster』はコンテンツの書き換えの時以外は、基本的には消費電力がゼロになるというディスプレイです。紙のポスターは張替の手間の問題もあり、今回「A2サイズ」の紙のポスターを本気で『ePoster』に置き換えたいと考え、「A2サイズ」にこだわって製品化をしました。 これにより、お客様はコンテンツを印刷することなくそのまま掲示することができるようになりました。 今後、『ePoster』のような掲示システムを社会的なインフラにしていくことを目指すとともに、さらに環境技術の開発を進めてまいりたいと考えております。