SHARP

新しいお茶習慣へのチャレンジ

シャープは「脱油」「減塩」といった健康効果に着目した「ウォーターオーブン ヘルシオ」を2004年に発売しました。2012年には 「ヘルシオ 炊飯器」、「ヘルシオ ジュースプレッソ」を発売するなど、「ヘルシオ」シリーズは健康効果の高い調理家電を展開するシリーズとして進化してきました。

シャープが次に着目したのが、抗酸化作用があると言われるカテキンを含む健康飲料として再認識されている「お茶」です。

市場には、コーヒー関連の家電製品がたくさんあるのに、なぜお茶をつくる商品は世の中にないのだろうか? そんな疑問から私たちのチャレンジは2012年よりスタートしました。
調べてみると、急須で淹(い)れたお茶は栄養成分の約7割が無駄になっているという事実を知りました。

シャープは、調理家電の分野で、「ヘルシオ」以降 健康への探求をし続けています。茶葉に含まれる栄養成分を壊さないお茶がつくれる新しい家電製品を多くの人々に届けたいと強く思い、新しいお茶習慣を提案する「ヘルシオお茶プレッソ」の開発に着手しました。

健康と美味しさへのチャレンジ

ヘルシオお茶プレッソは、茶葉を粉末にしてお湯に溶かし、栄養成分をほとんど壊すことなくお茶にする製品です。
抹茶を作る際に使われる「石臼(うす)」にならい、セラミック製の臼を採用しました。茶葉を挽(ひ)く際に、回転が速すぎると摩擦熱で栄養成分が壊れてしまいます。お茶屋さんでの勉強や開発での試行錯誤を重ね、臼の最適な溝形状と回転速度を見い出しました。茶葉をきめ細かい粉末状にする技術により、健康と美味しさの両立を実現しました。
また、茶道に用いられる「茶せん」をお手本に、粉末状の茶葉とお湯を撹拌(かくはん)する「回転はね」を開発しました。これにより、茶せんで点(た)てたようなきめ細かな泡立ちになります。
ヘルシオお茶プレッソには、古来より先人たちが培ってきた茶道の技術“挽(ひ)く、沸(わ)かす、点(た)てる” が一台に凝縮されています。健康と美味しさへの挑戦を重ねることで、茶葉の持つ栄養成分がほぼまるごと詰まった、香り豊かでなめらかなお茶が淹れられる製品に仕上げることができました。

新ジャンルへのチャレンジ

「ヘルシオお茶プレッソ」の開発にあたり、社内には反対意見もありました。
満足頂ける美味しいお茶がつくれるのか? お茶専用機がお客様に受け入れられるものなのか、多くの議論が重ねられました。
しかし、「世の中を変えるような、今までにない家電製品にこだわろう」との強い想いを持って、商品開発を続けました。

困難なことに挑戦し続けることで社内に連携が生まれ、みんなが「自発的」に動き出し、大きな「和」が生まれました。『いつもと違う方法でプロモーションや発表会をして盛り上げよう』と関係する周りの人の心を動かしたのです。
「ヘルシオお茶プレッソ」は2014年4月の発売以来、多くのお客様にご使用頂き、評判も上々です。

シャープの経営信条に「勇気は生き甲斐の源なり、進んで取り組め困難に」との一節があります。
これからも、シャープはチャレンジし続けます。

healslo ヘルシオお茶プレッソ PRESSO

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