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24時間365日へのチャレンジ

コンビニエンスストアは、“24時間365日営業”が一般的です。
いつでもすぐにコピーサービスをご利用いただけるように、マルチコピー機は常に使用できる状態にしておくことが求められます。車に例えれば、エンジンを常にかけておき、いつでも運転できる状態です。しかし、それではすぐにガソリンが無くなってしまいます。
コピー機をコンビニエンスストアに設置していただくためには、省エネ性能を追求することが必要でした。

省エネ性能を高めるには、使わない機能を停止させ、消費電力を削減させることが必要です。
そこで、常に起動しているコンピュータの部分と各機能を起動するエンジン部分に分けました。これにより、お客様が触れる操作パネルを常に表示しながらも、各機能を停止状態にすることができます。お客様が使用する機能を操作パネルで選択すると必要な機能のみを起動させるようにした結果、消費電力を大幅に削減しました。

また、24時間サービスを提供するには充実したサポート体制が大切です。当社のシステムはコンビニエンスストアに設置されているマルチコピー機を24時間見守ります。トラブルを検知した際には、当社のサポートセンターがトラブルの内容を確認し、早急な対応を行います。さらに、トナー等の消耗品の残量を把握し、在庫が切れる前に自動で消耗品を発注し、在庫管理のコストを軽減します。
お客様がいつでも安心してお使いいただける様に、今後も取り組んでまいります。

新たなコピー機を目指して

当社は2003年にコンビニエンスストア向けの製品として初めて、コピーの出力後にデータを自動的に消去するセキュリティ機能を搭載しました。今でこそセキュリティ機能は当たり前の機能ですが、当時としては画期的な機能でした。

「コピー以外にも、もっと便利な機能を搭載できないか?」
2007年、デジタルカメラの画像を印刷するニーズが高まっている中、記録メディアを持ち込めばその場ですぐに印刷できる機能を追加。翌年には、L判サイズの印刷に対応しました。
また、多彩なサービスをご利用いただくために、“ネットワーク”を利用した機能を搭載しました。コンビニエンスストアでは全国の店舗がネットワークで繋がれています。その一部を利用させていただき、FAXの送受信を可能にしました。以降、ネットワーク上のデータを印刷するとの考え方をさらに発展させていきます。

次に注力したのは、様々なネットワークサービスに対応するために、ネットワークのインフラを整えることです。
コンビニエンスストアとコンテンツ等のサービスを提供する企業を繋ぐサーバーを当社が構築し、新たなサービスを導入する際のインフラを作り上げました。
2013年には、住民票の写しや印鑑登録証明書などを印刷できる行政サービス※2を開始しました。コンビニエンスストアで行政サービスをご提供することで、お客様の利便性を少しでも高めたいとの想いです。

コンビニエンスストアや行政の皆様と連携しながら新しいサービスを開発することで、単なるコピー機から多様なサービスをご提供するマルチコピー機へと進化させることができました。

新たなサービスへのチャレンジ

当社は、コンビニプリントサービスを通じて、さらなる価値をお客様にご提供していきたいと考えています。

その一つが、コンテンツプリントサービスです。
お気に入りの楽譜を1曲からご購入いただけたり、誕生日や記念日の新聞をご購入いただけるサービスです。アイドルやスポーツ選手のブロマイド、占い、競馬新聞など、多彩なコンテンツをご用意しています。

また、スマートフォンのデータをWi-Fi経由で送信して印刷できる“PrintSmash(プリントスマッシュ)”を使えば、スマートフォンで撮影した写真をコンビニエンスストアでL判サイズや2Lサイズ等に印刷いただけます。結婚式の写真を二次会で配布したり、旅の想い出をその場で共有するなど、写真の新しい楽しみ方を提案しています。

今後もコンビニエンスストア、行政、コンテンツプロバイダー等、多くの皆様方との連携を強め、より便利で楽しいサービスの提供にチャレンジし続けます。

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