ホーム > シャープについて > 会社情報 > 受賞・表彰 > 半導体技術の国際学会「ISSCC 2016」において タッチパネルシステムが展示部門認定賞を二年連続で受賞

会社情報

受賞・表彰

半導体技術の国際学会「ISSCC 2016※1」において
タッチパネルシステム※2が展示部門認定賞※3を二年連続※4で受賞


▲盾を手にする共同執筆者の 電子デバイスカンパニー
システムデバイス事業部 第三開発部 技師長 宮本 雅之
▲受賞した盾

2月2日、米国サンフランシスコで開催の世界最大級の半導体国際学会「ISSCC 2016」において、手書きペン(以下、スタイラス※5)を組み合わせたタッチパネルシステムが「ISSCC 2015 展示部門認定賞」を受賞しました。

本賞は、前年の「ISSCC 2015」で採択された論文の中から、会場での展示や実演内容が優れていた技術や研究成果に対して授与されるもので、当社のタッチパネルシステムは二年連続の受賞となりました。

当社は、2012年12月に、多点入力を一括して検知処理できる独自の並列駆動方式※6を採用し、最大50点のマルチタッチ操作を実現した本システムを開発。2015年2月には、本システムと連携する回路を内蔵した「アクティブ方式のスタイラス※7」を新たに開発しました。これにより、タッチパネル上で個々のスタイラスを識別することが可能となり、複数の手書きペンを用いて、色や太さの異なる文字や線の入力を実現しました。この内容に関する論文が「ISSCC 2015」で採択されています。

展示会場では、20型のディスプレイと複数のスタイラスを使用して、色や太さの異なる文字や線を同時に手書き入力したり、特定のスタイラスで手書きした文字や線を選んで消去するなどの実演を行いました。スムーズで快適な手書き入力の操作性と完成度が高く評価され、このたびの受賞に至りました。


※1
International Solid-State Circuit Conferenceの略。半導体技術と集積回路に関する世界最大級の国際会議。
※2
液晶ディスプレイなどに搭載することでタッチ操作を可能にするシステム。
※3
ISSCC 2015 Demonstration Session Certificate of Recognition
※4
ISSCC 2014において、当社のタッチパネルシステムが展示部門認定賞を受賞。(2015年2月24日に当社より発表)
※5
タッチパネル専用の導電性のペン。
※6
多数のタッチセンサーを同時に駆動処理する当社独自の方式。センサーを1ラインずつ検知する一般的な逐次駆動方式に比べて、高い感度性能(S/N比)を実現。(2012年12月10日に当社より発表)
※7
タッチパネル専用の高機能なペン。ボタンなどを有し、タッチパネル入力の様々な機能を割り当てることが可能。

Page top