進化したデザインが生んだエコ 業務用携帯端末(ハンディターミナル)

シャープの環境に配慮したモノづくりへのこだわりや開発の苦労話を開発担当者に聞く、シリーズ「ココにもエコ」。
今回は業務用携帯端末(ハンディターミナル)RZ-H250シリーズの商品企画や開発、デザイン、営業を担当している5人にお話を聞きます。
(聞き手:「ココにもエコ」編集担当)

お店や宅配などさまざまな場所で活躍する業務用携帯端末

今回紹介いただく商品は、当社で「業務用携帯端末」と呼んでいる「ハンディターミナル」ですが、どのような場所で使われているんですか?

高原(営業担当):主に小売業で店員さんが商品を発注したり、棚卸しをしたりする際に使われています。

窪田(商品企画担当):他には、宅配便で発送伝票にかざしている端末をイメージしていただければ、見たことがあると思いますよ。

ハンディターミナルをはじめ、POSターミナルなどの販売を担当する高原さん

そういえば、夕方のスーパーで店員さんがバーコードに端末をかざして値下げシールを印刷しているのを見ました。もしかして、あれも?!(・o ・)

高原:そうです。それもハンディターミナルです(^^)バーコードやICカードが読み取れて持ち運びができるので、店頭や倉庫などでの商品管理にとっても重宝されているんですよ。(ハンディターミナルの導入事例はこちら

お客さまのご要望にあった商品を生み出すために

宇田川(ソフトウェア開発担当):以前は商品企画部が基本仕様を考え、営業や技術に意見を求めるという流れだったんですが、このRZ-H250シリーズの開発では、企画当初から技術や営業も参加しました。

商品開発の進め方を変えたのには、何か理由があったんですか?

窪田: 徹底的にお客さまのニーズに合ったものを作ろう!と考えたとき、これまでのやり方では通用しないと思ったんです。そこで、現場に近い営業やデザイン部門にも商品企画への参加を要請したんです。

技術目線ではなく「お客さま目線で商品を作ろう」というこだわりがあったと語る窪田さん

営業やデザイン担当として商品企画に参加されて、どう思いましたか?

高原:以前は完成品を持って営業活動をしていましたが、今回は試作品をお客さまに見ていただいてご意見を伺いました。実際にお客さまの意見を商品に反映できたときは嬉しかったですね。おかげで技術者に文句が言いづらくなってしまいましたが(笑)

小井沼(デザイン担当):現場では「すぐ手に取れる持ちやすさ」「ハードすぎない外観」などが求められていたのですが、こういった点がものづくりに生かされていなかったように思いました。女性のユーザーが多いということが、分かっていたようで分かっていなかったんです(>_<)

宇田川:過去は、機能や処理速度、メモリー容量などの性能面にこだわり過ぎていたんですね(^^;)もちろん、これらはお客さまのご要望を実現するために追求していたものですが、現場で実際に使用している方の声は少し違ったんです。第一にデザインが男性的でした。女性のユーザーが多いことを考えると、誰にとっても持ちやすくて操作しやすいデザインが必須でした。

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