左からソーラーシステム事業本部 発電事業開発推進センター所長 森本 真理
大阪ガス株式会社 資源・海外事業部 資源・海外事業開発部 伊藤部長
三菱商事株式会社 新エネルギー・電力事業本部米州事業ユニット 池谷ユニットマネージャー |
大阪ガス株式会社(以下「大阪ガス」)、三菱商事株式会社(以下「三菱商事」)及びシャープ株式会社(以下「シャープ」)の3社は、シャープの100%子会社であるリカレント社がカナダ・オンタリオ州にて開発を進めてきた大規模な太陽光発電事業(全9ヶ所/合計約10万kW)を買い取り、今後3社で本事業を共同推進していくことについて6月15日に合意し、記者発表を実施しました。
3社は、カナダに共同で設立する会社を通じて、大阪ガス44.95%、三菱商事44.95%、シャープ(リカレント社を通じて出資)10.1%の割合で本事業に出資します。商業運転は本年末から2013年末にかけて順次開始する予定です。
カナダ・オンタリオ州政府は、2009年にクリーンエネルギー計画を策定し、環境負荷の大きい石炭火力発電から、風力、太陽光、バイオ・エネルギーといった、よりクリーンなエネルギー源を活用した発電への転換に取り組んでいます。同計画に基づいて同州が導入しているクリーンエネルギー固定価格買い取り制度に則り、本プロジェクトは発電電力をオンタリオ州電力公社に、1キロワット時当たり0.443カナダドル(約35円)で20年間にわたって売電します。
会見では、発電事業開発センター所長 森本 真理より、リカレント社が開発を進め、建設を完工するカナダ・オンタリオ案件について大阪ガス・三菱商事に売却し、さらにリカレント社を通じてシャープも10.1%の持分を保有し、保守、メンテナンスも請け負うことを紹介しました。
今回は、太陽光発電で開発実績のあるシャープ、エネルギー事業者として国内の発電事業を含む豊富なノウハウのある大阪ガス、海外でのIPP投資および運営で多くの実績のある三菱商事が手を組むことにより、業態の違う3社がそれぞれの強みを活かし、補完しあえる理想的なパートナーシップが組めたことを広く訴求しました。
<プロジェクト所在地>
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完成予想図:リカレント社提供 |
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