NEDOが、米国ニューメキシコ州において同州政府等と共同で取組んでいる日米スマートグリッド実証プロジェクトのうち、ロスアラモス郡の実証サイトが完成、本格的な実証運転に入りました。同州におけるスマートグリッド実証プロジェクトは、NEDOが海外で実施するスマートコミュニティ事業の最初のケースで、アルバカーキ市の実証サイトが既に運転を開始しています。 ロスアラモス郡のサイトは、天候により発電出力が変動するPVを大量に配電線に連系(実証サイト内の電力使用に対し最大約75%のPV発電量)し、電力系統用大型蓄電池制御とデマンドレスポンス(需要家による電力消費の調整)を用いることにより、配電線の電気の流れを制御し、品質を確保するシステムを構築し、実証します。本実証の要素を組み入れたいわゆる需給制御は世界でも最先端なスマートグリッド実証です。 実証運転に先立ち、9月17日14:00(現地時間)に実証サイトで運転開始式を行ないました。 運転開始式には、NEDO古川一夫理事長およびロスアラモス郡でのスマートグリッド実証の委託先リーダー企業である株式会社東芝/佐々木則夫社長、スマートハウス実証の委託先リーダー企業である京セラ株式会社/前田辰巳副社長はじめ本事業に関係する委託先企業、ニューメキシコ州Susana Martinez知事、ロスアラモス国立研究所Charles F. McMillan所長らが出席いたしました。
以上