2010年4月12日、東京で開催しました「4原色3D液晶ディスプレイ技術発表」の模様をご紹介します。 当社は、業界最高※1の明るさで、右眼/左眼用のそれぞれの映像が重なって見えるクロストークが極めて少ない、4原色技術※2を搭載した3D液晶ディスプレイを世界で初めて開発いたしました。専用メガネをかけて、臨場感あふれる3D映像が楽しめます。 |
会場の模様 |
本ディスプレイは、テレビ用液晶パネルの中核技術「UV2A※3(ユーブイツーエー)技術」に、「4原色技術」「FRED(フレッド)技術※4」「サイドマウントスキャニングLEDバックライト技術※5」の4つのオンリーワン液晶技術を融合させました。これにより3D表示時の輝度は従来※6比約1.8倍の明るさで、クロストークが極めて少ない、3Dテレビに最適な液晶ディスプレイが完成しました。また、「4原色技術」により、透過率の向上ならびに色再現性範囲(色域)が広がることで、3原色では実現できなかった、明るく色鮮やかで革新的な表示が可能となりました。 当社は、革新的な液晶技術の開発によりさまざまな液晶応用商品を創出し、フラットパネルディスプレイ市場を牽引してまいりました。今後も、オンリーワン液晶技術により、新たな3D市場を創造してまいります。 |
ご挨拶をする代表取締役 副社長 松本 雅史 | |||
「4原色3D液晶ディスプレイ技術」の説明をする常務執行役員 水嶋 繁光 | |||
4原色3D液晶ディスプレイ |
タブレットPC・3D液晶ディスプレイの実演 |
中小型3D液晶ディスプレイの展示 |
4つのオンリーワン液晶技術の説明展示 |
取材を受ける代表取締役 副社長 松本 雅史 |
※1) | 2010年4月12日現在。実用化されている3Dテレビ向け液晶ディスプレイにおいて |
※2) | R(赤)、G(緑)、B(青)の3色の入力映像信号を、Y(黄)を加えた4色の画素の液晶ディスプレイで表示させる多原色技術 |
※3) | Ultraviolet induced multi-domain Vertical Alignmentの略 |
※4) | Frame Rate Enhanced Drivingの略。3Dテレビ向け液晶ディスプレイ用の信号処理技術 |
※5) | 低クロストークを可能にするバックライト技術 |
※6) | ※2〜※5の技術を搭載しない当社の液晶ディスプレイ |