2012年6月28日、大スペース用「天井埋込型プラズマクラスターイオン発生機」の新製品発表会を開催しました。 「高濃度プラズマクラスター25000※1」を搭載し、食品加工工場などで浮遊菌※2の抑制と節電を実現する、大スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-2B35A>を発売します。 天井埋め込み※3ならではのダウンフロー効果※4でプラズマクラスターイオンを効率良く作業空間に拡散し、浮遊菌※2を抑制します。 節電への対応が急務となっている中、水産加工工場をはじめとする生鮮食品の加工工場では、工場内の管理温度を高めに設定するなどの対応をした際に、温度上昇による菌の増殖が課題となっていました。 当社は、本機と同様の「高濃度プラズマクラスター25000※1」搭載の「小スペース用(約6畳用) 天井埋込型イオン発生機<IG-1B10A>」を設置した水産加工工場内の管理温度を従来の15℃から17℃へ2℃上げても、衛生管理手法(HACCP)※5に沿った高い衛生環境が維持できることを、垂水市漁業協同組合様(鹿児島県垂水市)との共同試験により確認しました。浮遊菌※2の抑制と節電を両立したうえ、作業空間の温度を高めることで冷え過ぎを抑え、作業者の身体的負荷も軽減します。 また本年4月末、(株)ヤマホンベイフーズ様(宮城県牡鹿郡)の水産加工工場に「大スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-2B35A>」を先行導入しており、垂水市漁業協同組合様と同様の浮遊菌※2の抑制と節電が期待できます。 |
会場の模様 |
新製品の特長を説明をする 健康・環境システム事業本部 プラズマクラスター機器事業部 ソリューション推進部 部長 深田 辰雄 |
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大スペース用 天井埋込型プラズマクラスターイオン発生機 <IG-2B35A> |
大スペース用 天井埋込み型 <IG-2B35A> |
小スペース用 天井埋込み型<IG-1B10A> | 天井埋込み型 AC用<IG-1F00A/IG-1F00B> |
床置き型<IG-820/IG-840> | 空調ダクト収納型<IG-9D00A/IG-9D00B> |
*) | プラズマクラスターマーク(図形)およびプラズマクラスター、Plasmaclusterは、シャープ株式会社の商標です。 |
※1) | 当技術マークの数字は、当商品を適用空間の規定の取付け位置に設置して、「標準」運転・ルーバーの角度が天井に対して45°のときに、天井に沿って吹き出し方向に1.5m、天井より距離1.5mの地点で測定した、空中に吹き出される1cm3当たりのイオン個数の目安です。 |
※2) | 試験機関:シャープ株式会社と垂水市漁業協同組合様による共同試験。試験方法:小スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-1B10A>44台を約360m2の水産加工工場に設置し、管理温度15℃と17℃でプラズマクラスターイオンなしとありの場合の浮遊菌をエアーサンプラーで測定。 試験結果:17℃プラズマクラスターイオンありの環境での浮遊菌数が、15℃プラズマクラスターイオンなしの環境での浮遊菌数と同等レベルであることを確認。 |
※3) | 当商品の取付けには電気工事士の資格が必要です。 |
※4) | 天井面から床面に向かって吹き出す気流により、適用空間全体にプラズマクラスターイオンが降り注ぐ効果。 |
※5) | 食品の原料の受け入れから製造・出荷までの全ての工程において、危害の発生を防止するための重要ポイントを継続的に監視・記録する衛生管理手法。 |
※6) | 本体一台を規定の取付け位置に設置し、ルーバーの角度が天井に対して45°のときに天井に沿って吹き出し方向に1.5m、天井より距離1.5mの地点で、「標準」運転時に空中に吹き出されるイオン濃度が25,000個/cm3測定できる空間の目安です。空間の状況や使い方によってイオン濃度は異なります。 |