2009年11月2日、東京で開催しました発表の模様をご紹介します。 当社は、ウイルス学の世界的権威であるロンドン大学ジョン・オックスフォード教授が設立したレトロスクリーン・バイロロジー社※3と共同で、高濃度プラズマクラスターイオンが世界で初めて、付着・浮遊の両方の状態の「新型H1N1インフルエンザウイルス」の感染力を抑えることを実証しました。 今回の実験では、プラズマクラスターイオンが、付着新型ウイルス(シャーレに滴下)を2時間で99.9%抑制(イオン濃度約30万個/cm3)、加えて浮遊新型ウイルス(容積1m3ボックス内に浮遊)を40分で95%抑制(イオン濃度約2万5千個/cm3)することを実証しました。 なお、浮遊新型ウイルスとは、飛沫感染を起こす浮遊粒子の粒径5μm以上10μm以下のものと、空気感染を起こす粒径1μm以上5μm未満のものをさします。 |
東京会場の模様 |
説明を行う空調システム事業部 デバイス開発部長 深田辰雄 |
プラズマクラスター素子の進化 |
※1) | プラズマクラスター、プラズマクラスターイオンおよびPlasmaclusterはシャープ株式会社の商標です。 |
※2) | 2009年11月2日現在 シャープ調べ |
※3) | OECD(国際経済協力開発機構)における優良試験所規範であるGLP適合機関。GLPは、3年毎に確認更新が必要で試験施設毎に運営管理、試験設備、試験計画、内部監査体制、信頼性保証体制、試験結果などをチェックし試験成績の信頼性を確保している。 |