1. 商品ヒストリー
  2. 年表
  3. 創業者 早川徳次

1915〜1926年売れるまでは何があっても絶対に諦めない

徳次は兄とともに「早川兄弟商会金属文具製作所」を設立しました。しかし、「早川式繰出鉛筆」は少し時代の先を行き過ぎていたのかも知れません。 当初、文具問屋からは批判的な声ばかりが聞こえ、まったく売れませんでした。

ヒットは意外なところから始まります。第一次大戦によるヨーロッパでの品薄がきっかけで、横浜の商館から大量注文が舞い込んだのです。優れた品質が認められて、欧米の市場で「早川式繰出鉛筆」は引っ張りだこに。さらにその噂が国内にも広まって、国内の問屋からも次々に取引の申し入れがやってきました。

さらに「早川式繰出鉛筆」は極細芯にして、いよいよヒット商品となり、名称も「エバー・レディ・シャープ・ペンシル」に改めました。これが、後の社名「シャープ」の由来となりました。

なお、「早川式繰出鉛筆」は国内はおろかアメリカでも特許を取得しています。

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シャープペンシルの名前の由来について語る、早川徳次

一世を風靡したエバー・レディ・シャープ・ペンシル。価格は、金張り7円・銀製3円・ニッケル製1円でした。

シャープの歩み

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