1954年

未来を築く子供たちの笑顔を見るために、
<保育所の開設>

1954年、徳次は私財を投じて、会社の近くに、育徳園保育所を開設しました。
1952年に仕事のために訪れた米国で、同国の社会福祉が進んでいることに深い感銘を受けましたが、特に、女性の社会進出が進んでおり、保育施設はその大きな助けとなっていることを知ったのです。
帰国後、さっそく、保育所の建設に取り掛かかりました。
また自らが幼ない頃に恵まれなかった境遇を振り返り、この地域の、共働きの家庭の子供や片親だけの子供などに遊び場、保育の場を提供して、少しでも幸せにしてあげたいと考えたのです。
徳次は、多忙な事業の合間を縫って「育徳園」を訪れては子供たちと過ごし、園長先生と慕われました。

1954年