「堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画」の推進について
堺市、関西電力株式会社(以下、関西電力)、ならびにシャープ株式会社(以下、シャープ)は本日、大阪府堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画を共同で推進することに合意しました。
本計画では、以下の2箇所のメガソーラー発電を予定しております。
(1)「堺第7-3区太陽光発電所(仮称)」[発電出力:約10MW(約1.0万kW)]
(2)「堺コンビナート太陽光発電施設(仮称)」
[発電出力:最大約18MW(約1.8万kW)、当初約9MW(約0.9万kW)]
(1)については、堺市西区の産業廃棄物埋立処分場「堺第7-3区」において、関西電力が太陽光発電所を建設します。
(2)については、シャープと進出企業によるコンビナートの各工場の屋根上等に、シャープと関西電力グループが共同で太陽光発電施設を設置し、コンビナート内で自家消費電力として使用します。具体的な進め方については、今後、両社が共同で検討を進めてまいります。また、本発電施設には、シャープが平成22年3月までに稼動を予定している太陽電池新工場で生産する薄膜シリコン太陽電池モジュールを採用する予定です。
堺市は、本計画を同市がめざす低炭素型都市「クールシティ・堺※」の実現に向けた重点的取組みとして位置付け、円滑な推進を図るため、関西電力およびシャープと協力してまいります。
※「快適な暮らし」と「まちの賑わい」が持続する低炭素型都市「クールシティ・堺」の実現をめざす施策。
この堺市臨海部に建設される2つの発電施設の出力をあわせると約28MW(約2.8万kW)となり、世界最大級の太陽光発電規模となります。太陽光発電は原子力発電や水力発電と同様、発電過程でCO2を排出しないため、本計画によるCO2削減量は、合計で年間約1万トンになる見込みです。
関西電力では、今回、太陽光発電所を事業用として建設・運営することで、諸課題を検証し、太陽光発電の推進に役立てていくとともに、得られた知見は広く公表していきたいと考えております。
シャープでは、液晶パネル・テレビを一貫生産する亀山工場において、既に合計約5MW(約0.5万kW)の太陽光発電システムを導入しております。今回、それを上回る規模のシステムをコンビナートに設置することにより、亀山工場を超える環境先進型工場をめざしてまいります。
なお、今回の合意を受け、3者が一体となって本計画を推進するため、堺市が設立する推進組織に、関西電力およびシャープが参画し、低炭素型都市の実現に努めてまいります。
以上
詳細はこちら→
<“「堺市臨海部におけるメガソーラー発電計画」の推進について” 発表会レポート> http://www.sharp.co.jp/corporate/report/sakai_solar/index.html
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