携帯電話の大画面化、高精細化に貢献MDDI※1対応携帯電話用 グラフィック液晶コントロールIC※2を開発・発売


シャープは、MDDI 1.0/1.1対応のグラフィック液晶コントロールICを開発、7月末よりサンプル出荷を開始します。本機種は、携帯電話用グラフィック液晶コントロールICでは初めて※3、フルワイドVGA(480×864画素)までの2つの高精細映像を、携帯電話の液晶画面と接続した外部モニターの液晶画面にそれぞれ映し出して制御することができます。 これにより、たとえば、携帯電話の液晶画面にはワンセグ放送を映し出し、接続した外部モニターにはカメラ撮影した画像を映すといったことも可能になります。 携帯電話は、通信速度などのインフラの向上やワンセグ対応、カメラの搭載など高機能化が進んでいます。これに伴い、搭載する液晶の大画面化や高精細化、動画対応のほか、外部モニターに接続して、カメラ付携帯電話で撮影した画像を見たいといったニーズも増えています。 当社はこうした流れを見据え、表示用メモリを従来※4の1.7Mbitから16Mbitに大幅に増量をはかるとともに、処理速度を向上させ、フルワイドVGA(480×864画素)までの異なる2つの映像をそれぞれ別の画面に映し出して制御するグラフィック液晶コントロールICの開発に成功しました。また、一方の映像を、内蔵のNTSC/PALエンコーダICインターフェイスを介し、外部モニターに出力することにも対応しています。 赤外線通信IrSimpleTMやSDカードのインターフェイスも搭載するなど、携帯電話の液晶画面の大画面化に貢献する拡張性の高いグラフィック液晶コントロールICです。 品名 | MDDI対応グラフィック液晶コントロールIC | 形名 | LR388D8 | サンプル価格(税込み) | 2,400円 | サンプル出荷 | 2008年 7月末 | 量産開始 | 2008年10月末 | 月産個数 | 10万個 |
■ 主な特長 1.業界初、フルワイドVGA(480×864画素)までの異なる2つの高精細映像を、携帯電話の液晶画面と外部モニターへそれぞれ同時に出力し、制御が可能 2.ハイエンド携帯電話に最適な、高速シリアル伝送規格(MDDI 1.0/1.1)対応 3.赤外線通信IrSimpleTMやSDカードのインターフェイスも搭載 ※1 MDDI : Mobile Display Digital Interface(携帯電話ディスプレイ接続用の高速シリアルインターフェイス) 信号線は少ないが、最大400Mbpsの高速・大容量データ転送が可能。 ※2 携帯電話で使用するワンセグ全画面表示を可能にする拡大表示機能や一般的な回転表示機能など各種グラフィック機能をハードウエアで処理するコントロールIC ※3 2008年7月23日現在 携帯電話向けの MDDI 1.0/1.1対応の液晶コントロールIC として。 ※4 当社従来機種:LR38869A 対応パネルサイズ(WQVGA) * IrSimpleは、Infrared Data Associationの商標。 詳細はこちら→ 
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