世界最大級のソーラーカーレースに出場する 東海大学チームに太陽電池を提供

シャープは、「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門に出場する東海大学チーム※1に太陽電池を提供いたします。なお、ドライバーには、1997年のパリ・ダカール・ラリーで、日本人として初めて総合優勝を成し遂げた篠塚建次郎氏も起用される予定です。 「グローバル・グリーン・チャレンジ」のソーラーカー部門は、太陽光のみを動力源としてオーストラリアの広大な大陸の縦断に挑戦する、世界最大級のソーラーカーレースです。このレースでは、世界各国の大学などが企業の支援を受けて開発したソーラーカーを用いて、オーストラリア北部のダーウィンから南部のアデレードまで約3,000kmの走行タイムを競います。 当社が提供するのは、セル変換効率30%、出力1.8kWの化合物太陽電池です。現在、化合物太陽電池は主に人工衛星に使用されています。当社は、1967年に高い変換効率と信頼性が求められる宇宙用太陽電池の開発に着手し※2、現在では、日本で唯一宇宙航空研究開発機構(JAXA)の認定メーカーに選ばれています。 当社は、東海大学チームが開発するソーラーカー「Tokai Challenger」にこの高性能太陽電池を提供し、過酷な環境のもとでソーラーカーの性能を、最大限まで高めてまいります。 <グローバル・グリーン・チャレンジの概要> 目的 | : | ソーラーカーや電気自動車などを開発・走行させることにより、環境に優しい乗り物の在り方を考える。 | 開催日程 | : | 2009年10月25日(日)~31日(土) | 場所 | : | オーストラリア ダーウィン~アデレード間 約3,000km | 主催 | : | South Australian Motor Sport Board(南オーストラリア州政府の付置機関) | URL | : | http://www.globalgreenchallenge.com.au/ |
※1 チーム名は東海大学チャレンジセンターチーム。ソーラーカーの高効率走行の研究に取り組む木村英樹教授(工学部電気電子工学科)が指導する、学生を中心とした計19名のプロジェクトチーム。 ※2 宇宙用太陽電池の開発は、1967年に単結晶シリコン太陽電池でスタートしたが、その後、さらなる高効率化のために宇宙用化合物太陽電池を開発した。  
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