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ニュースリリース 2009年7月27日
浮遊「ダニアレルゲン」への効果実証方法と結果

 <効果実証方法>

 容積1m3のボックスを2つ用意し、1つのボックス内には高濃度プラズマクラスターイオン発生ユニットを設置します。

 2つのボックスにダニアレルゲン(ダニの死骸や糞を含んだ粉塵)を浮遊させ、15分後に両ボックスから空気中のダニアレルゲンを回収します。

 一方、数週間かけてアレルギー状態にした2匹のマウスの血清からIgE抗体を取り出します。

 この2匹のマウスのIgE抗体に両ボックスから回収したのダニアレルゲンをそれぞれに加えて反応を見ます。

 < 結 果 >

プラズマクラスターイオンなしのダニアレルゲンとIgE抗体との反応率を100%とした場合、約5万個/cm3の高濃度プラズマクラスターイオンを15分間発生させた場合、アレルギー反応が96.6%抑制されていることがわかりました。また、イオン濃度が約2万5千個/cm3の場合は、アレルギー反応は約84%抑制、約7千個/cm3の場合は、約67%抑制されており、プラズマクラスターイオンの高濃度化により、アレルギー反応抑制効果が飛躍的に高まることが実証されました。

アレルギー症状の発症のしくみ

アレルゲンが体内に入ると、IgE抗体が生成され、肥満細胞に付着する。このIgE抗体と再び入ってきたアレルゲンとが結合(架橋)すると、ヒスタミンなどの刺激物質が細胞外に放出され、のどや鼻の粘膜を刺激することで、咳・くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状を発症する。

<用語説明>

アレルゲン(抗原):アレルギー反応を引き起こす異物のことで、ダニの粉塵・花粉・真菌など。

IgE抗体             :異物(ダニアレルゲンなどの抗原)と結合し、アレルギー反応を起こす。

肥満細胞          :粘膜上皮や組織中に存在し、アレルギー反応を起こすヒスタミンなどの刺激物質を生産する細胞。表面にはIgE抗体が付着している。

「プラズマクラスターイオン」発生のしくみ

放電電極に+と-の電圧をかけて、空気中の水分子と酸素分子を電気的に分解。水素のプラスイオンと酸素分子のマイナスイオンを作り出す。

プラズマクラスターイオンのアレルギー分解・除去メカニズム

プラズマクラスターイオンが浮遊アレルゲンを取り囲み、強力な活性物であるOHラジカル(水酸基ラジカル)に変化。アレルゲンの表面のタンパク質(IgE抗体結合部位)から水素(H)を抜き取り分解して、分子レベルで変性させるので、アレルゲンが体内に入ってもアレルギーは発症しない。

大阪市立大学大学院 医学研究科 井上正康教授のプロフィール

大阪市立大学大学院 医学研究科 生化学・分子病態学部門 教授

医学博士

[専門]活性酸素、分子病態学

[経歴] 1983年~92年 熊本大学医学部生化学講座(助教授)
1989年~ 米国タフト大学医学部客員教授(分子生理学)
1992年~ 大阪市立大学医学部 生化学・分子病態学部門(教授)
2000年~ 倉敷成人病センター・医科学研究所・副所長

[活動] 日本生化学会評議員、日本炎症学会評議員、日本肝臓学会評議員、日本臨床代謝学会評議員、日本DDS学会評議員、国際フリーラジカル学会評議員(アジア地区代表)、New York Academy会員

プラズマクラスターイオンの有害物質分解・除去実証一覧

対象有害物質

種類

実証機関

時 期

細菌

セラチア菌

米 国 ハーバード大学公衆衛生大学院 
メルビン・ファースト名誉教授

2007年 3月

大腸菌

(財) 石川県予防医学協会

2000年 9月

大腸菌、白色ブドウ 
球菌、カンジダ菌

中 国 上海市予防医学研究院

2001年10月

バチルス菌

(財) 北里環境科学センター

2002年 9月

CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)

2004年11月

MRSA 
(メチシリン耐性 
黄色ブドウ球菌)

(財) 北里環境科学センター

2002年 9月

(社) 北里研究所 北里研究所メディカルセンター病院

2004年 2月

シュードモナス、 
エンテロコッカス、 
スタフィロコッカス

ドイツ リューベック医科大学

2002年 2月

エンテロコッカス、 
スタフィロコッカス、 
サルキナ、 
マイクロコッカス

CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)

2004年11月

アレルゲン

ダニ、花粉

広島大学大学院 先端物質科学研究科

2003年 9月

ダニ

大阪市立大学大学院 医学研究科 分子病態学教室

2009年 7月

真菌

クラドスポリウム

(財) 石川県予防医学協会

2000年 9月

ドイツ リューベック医科大学(増殖抑制効果)

2002年 2月

CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)

2004年11月

ペニシリアム、 
アスペルギルス

ドイツ リューベック医科大学(増殖抑制効果)

2002年 2月

アスペルギルス、 
ペニシリアム(2種)、 
スタキボトリス、 
アルテルナリア、 
ムーコル

CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)

2004年11月

ウイルス

H1N1型ヒト 
インフルエンザウイルス

(財) 北里環境科学センター

2002年 9月

韓 国 ソウル大学

2003年 9月

中 国 上海市予防医学研究院

2003年12月

(社) 北里研究所 北里研究所メディカルセンター病院

2004年 2月

H5N1型トリ 
インフルエンザウイルス

英 国 レトロスクリーン・バイロロジー社

2005年 5月 
2008年 8月

コクサッキーウイルス

(財) 北里環境科学センター

2002年 9月

ポリオウイルス

(財) 北里環境科学センター

2002年 9月

コロナウイルス

(社) 北里研究所 北里研究所メディカルセンター病院

2004年 7月

※  上記有害物質に対して、濃度3千個/cm3以上のプラズマクラスターイオンを照射して分解・除去効果を実証しました。

 


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