LED120灯駆動対応大型液晶パネル用LEDバックライト向け LEDドライバICを開発、発売

シャープは、液晶テレビなどの大型液晶パネルのLEDバックライト向けに、LED120灯の駆動に対応したLEDドライバIC<IR2E65U>を開発、発売いたします。 液晶テレビには、一層の高画質と省エネ性能が求められており、バックライトのCCFL(冷陰極管)からLEDへ置き換えが急速に進むと予測されています。 本ICは、回路技術と製造技術の最適化によりトランジスタをコンパクトにし、最大10チャンネル(従来8チャンネル)までの制御が可能となりました。1チャンネルあたりLED12灯を直列に接続しており、従来※1の1.25倍となるLED120灯(直列12灯×10チャンネル)の駆動を実現しました。これにより、バックライトに使用するLEDドライバICの数を約2割削減することができます。また、チャンネル毎にLEDの明るさを調節するローカルディミング※2に対応しており、液晶表示のコントラストの向上、省エネに貢献します。さらに、データ信号の配線を少なくできるカスケード接続※3に対応しており、LEDドライバICを多数使用する大型テレビ用バックライトの設計の効率化が図れます。 品名 | 大型液晶パネル用LEDバックライト向け LEDドライバIC | 形名 | IR2E65U | サンプル価格(税込み) | 250円 | サンプル出荷 | 10月 1日 | 量産時期 | 10月30日 | 月産個数 | 600千個 |
■ 主な特長 1. LED120灯駆動の対応により、LEDドライバICの使用数を約2割削減 2. ローカルディミングに対応、液晶表示のコントラスト向上、省エネに貢献 3. カスケード接続に対応、バックライトの配線数減少による設計の効率化に貢献 ※1 当社従来機種<IR2E62U>の96灯との比較。 ※2 LED発光量を映像に合わせてチャンネル毎に制御する機能。液晶表示のコントラスト向上や省エネに有効。 ※3 データ信号の配線を直列に接続する方法。ドライバICが多数になっても配線数の削減が可能。 
■ 仕 様 項目 | 仕 様 / 特 性 値 | 入力電圧範囲 | 3.0 ~ 3.6 V | 出力電流 | 15 ~ 70 mA/ch | 最大出力電圧 | 45 V | スイッチング発振周波数 | 最大 1.5 MHz | 動作温度 | -30 ~ +85 ℃ | サイズ | 7.2×7.2×0.9 mm |

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