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ニュースリリース 2011年3月8日

インドで教育の電子化に向けた実証実験に参加

シャープは、インド工科大学※1ハイデラバード校で、3月8日から3月末日まで総務省が実施する「ICT先進事業国際展開プロジェクト(ユビキタス・アライアンス・プロジェクト)※2の実証実験に参加します。メディアタブレット「GALAPAGOS」をベースとした電子教科書や、タッチパネル一体型インフォメーションディスプレイを用いた電子黒板など、当社オンリーワン商品を用いた電子教育システムを提供します。

インド共和国では、急速な経済発展に伴う高等教育への需要が急激に増大しており、それに伴い学校や教師の不足が大きな課題になっています。こうした状況を解決するためには、同国における教育の電子システム化と、それによる遠隔授業の実現が急務です。 
 当社はかねてより総務省、早稲田大学アジア太平洋研究センターと、産官学一体となって同国における教育システムの電子化の支援について検討を進めてまいりました。

具体的な実証実験は、電子教科書は無線通信(WiFi)で遠隔授業サーバーと接続し、授業で使用する教科書のコンテンツやカリキュラムのダウンロードを行います。また、授業中に使用している電子黒板も表示し、教師がいない教室でも遠隔授業サーバーと接続している電子黒板やマイク、スピーカーにより、双方向の授業が行えます。

本システムの活用により、教師が不足し授業を受けることができなかった学生も、高度な授業を受けることを目指します。

当社は、今後もGALAPAGOSやインフォメーションディスプレイなど、オンリーワン商品を使用した教育の電子化に積極的に取り組み、世界中のあらゆる人々が均等に教育を受けられる環境づくりに貢献してまいります。

実証実験で使用する電子教育システムのイメージ図

 <図1> 遠隔授業実証実験システム構成図

Class A(教師が通常の授業を行っている)と同じ授業を、Class B(教師がいない)でも受けることができる。

 <図2> 遠隔授業実証実験 授業イメージ

Class Aの電子黒板に表示される教材、教師の板書データ・音声が、遠隔地のClass Bの電子黒板で共有されるとともに、学生の電子教科書端末にも表示される。

(ご参考)

1 インド工科大学(IIT:Indian Institute of Technology):
工科大学としてインド最高峰、世界的にも有名な国立の高等教育機関。これまでインド全国に7校が設置されている。インド政府は、さらに8か所にIITを新設することを決定し、そのうち1校の設立につき日本からの協力を要請。2007年8月の安倍総理(当時)訪印時に発出された共同声明において、双方が新規のIIT設立における可能な協力を検討し、探求するための作業部会を設置することで合意した(以上、外務省ホームページより)。ハイデラバード校は、2008年に設立された新設校。

2  ICT先進事業国際展開プロジェクト(ユビキタス・アライアンス・プロジェクト):
総務省は、平成21年度より、「ICT先進事業国際展開プロジェクト」を実施している。今回の実証実験は、本プロジェクトのうち、「ICT重点3分野途上国向けモデル事業(ユビキタス・アライアンス・プロジェクト)」として位置づけられるものであり、ICT重点3分野(1.デジタル放送 2.次世代IPネットワーク 3.ワイヤレス)の国際展開活動を加速するとともに、我が国の高度なICTインフラを活用した新規分野において、世界に先駆けて先進的な実証実験を実施するもの。インド共和国においてICTの利活用による教育の振興を図るに当たり、技術的・制度的課題などを検証することにより、我が国のICT産業の国際競争力強化やICTによる成長力強化を図る。

(注)ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

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