業界初^※1単一のLEDデバイスで発光色を変えられる

調色機能付き照明用LEDデバイスを開発、発売

シャープは、スポットライトやダウンライトの光源向けに、業界で初めて、単一のLEDデバイスで電球色から昼白色の調色機能を持つ照明用LEDデバイス＜GW6TGCBG4FD＞を開発、発売します。

従来の照明用LEDデバイスは、明るさや照明対象物の色を忠実に再現する演色性などが重要でした。一方、最近では、利用シーンに応じて、色温度を調整できる調色機能を有したLEDデバイスのニーズも高まっています。

このたび当社は、従来の照明用LEDデバイス「銭形^※2」と同じパッケージサイズ^※3で、調色機能を搭載したタイプを開発しました。一つの基板上に多数のLEDチップを高密度に実装し、寒色用と暖色用の2種類の蛍光体樹脂でLEDチップ全体を封止。2色の光を効率よく発光して混ぜ合わせることで、電球色から昼白色の調色機能を実現しました。光源部の面積が小さく、輝度ムラの少ない、高品位な調色機能付きLED照明の光学設計が可能になります。さらに、当社製LEDチップの採用により、高温動作時の発光効率^※4 80 lm/Wを実現するとともに、演色評価数(Ra)90以上の高い演色性能を備えており、幅広い照明ニーズに対応します。

今後、照明用LEDデバイスに加え、電源モジュールなどの周辺部品や、これらを組み合わせた照明用LEDモジュールも提供してまいります。

■ 主な特長

1.  業界初、単一のLEDデバイスで電球色から昼白色の調色機能を実現

2.  光源部面積を小型化し、高品位なLED照明の光学設計が可能

3.  高温動作時の発光効率 80 lm/Wと、演色評価数(Ra)90以上の演色性能を実現

※1 2012年3月23日現在。投入電力26WクラスのLEDデバイスにおいて。当社調べ。

※2 LEDチップを高密度に実装した照明用LEDデバイス「銭形(ZENIGATA)」は、当社の登録商標です。

※3 投入電力15W～50Wクラスの「銭形」LEDデバイスと同じサイズ(24×20×1.8(H)mm)

※4 高温動作時(Tj＝90℃)発光効率：80 lm/W[中間色]、71 lm/W[電球色]、77 lm/W[昼白色]

■ 仕　様

(Tj＝90℃)