■ 特長
1. | 「高濃度プラズマクラスター25000※2」により、浮遊菌※3の抑制と節電を両立
食品加工工場などの天井に埋め込む※4ことで得られるプラズマクラスターのダウンフロー効果※5により、効率良く高濃度イオン空間(「標準」運転時:イオン濃度25,000個/cm3)を実現。作業空間の浮遊菌※3を抑制します。例えば、水産加工工場において、工場内の管理温度を通常の15℃から17℃へ2℃上げても、15℃と同等レベルの、衛生管理手法(HACCP)※6に沿った高い衛生環境を維持することができます※8。また、管理温度を2℃上げることで約20%※9の節電効果が期待できます。さらに、作業空間の温度を高めることで冷え過ぎを抑え、作業者の身体的負荷も軽減します。
【垂水市漁業協同組合様 カンパチ加工工場における浮遊菌※3測定結果】
「プラズマクラスターイオンなし、15℃」と「プラズマクラスターイオンあり、17℃」は、共に2(CFU/500L)で同等レベル。
*測定には、当社「小スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-1B10A>」を使用。
*CFU:菌量の単位 Colony Forming Unit の略。
※8 | | 垂水市漁業協同組合様と当社は、昨年10月から半年に亘り、衛生管理手法(HACCP)※6を導入した同協同組合様のカンパチ加工工場で、工場内の管理温度を従来の15℃から17℃へ2℃上げても、「高濃度プラズマクラスター25000※2」を搭載した「小スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-1B10A>」を導入することにより、15℃と同等レベルの高い衛生環境が維持できることを共同で確認。<IG-2B35A>においても同様の効果が期待できます。 |
※9 | | 日本冷凍空調工業会より引用、当社にて推定。 |
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2. | 低消費電力と、設置環境に配慮した設計
「標準」運転時(イオン濃度約25,000個/cm3)で21W、「フルパワー」運転時(イオン濃度約35,000個/cm3)で30Wと低消費電力を実現。1日24時間運転での年間電気代※10は、「標準」運転時で約4,050円、「フルパワー」運転時でも約5,780円となり、管理温度を2℃上げることによる節電効果に対し軽微なものです。
また、一般的な600mmグリッド天井に適合する本体寸法を実現するとともに、一台で床面積35m2に対応する大スペース向けの仕様とすることで、広い作業場への設置に最適です。
加えて、イオン吹き出し角度を4段階(約35°/40°/45°/50°)に切り換えられるルーバーを採用しており、付属のリモコン操作で設置環境に応じた調整ができます。
※10 | | 電力量料金単価22円/kWh(税込)で算出。 |
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《導入事例》
◆垂水市漁業協同組合様(鹿児島県垂水市)

「小スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-1B10A>」を導入。
◆(株)ヤマホンベイフーズ様(宮城県牡鹿郡)

「大スペース用 天井埋込型イオン発生機<IG-2B35A>」を先行導入。
<プラズマクラスター技術で実証している効果>
・ | これらの効果は、プラズマクラスター技術での試験結果によるものです。当商品で同様の効果を保証するものではありません。 |
・浮遊カビ菌を除菌
●試験機関 | : | (財)石川県予防医学協会 |
●試験方法 | : | 8畳相当の実験室にプラズマクラスターイオンを放出し、浮遊カビ菌をエアーサンプラーにて測定。 (プラズマクラスターイオン濃度:3,000個/cm3)
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■試験結果 | : | 約195分で除去率99.0%。 |
・浮遊アレル物質(ダニのふん・死がい)の作用を抑える
●試験機関 | : | 広島大学大学院 先端物質科学研究科 |
●試験方法 | : | 掃除をしない実際の居住空間(約8畳)での浮遊ダニのアレル物質の作用をELISA法で測定。
(プラズマクラスターイオン濃度:3,000個/cm3)
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■試験結果 | : | 4週間後にダニのアレル物質の作用を抑制。 |
・浮遊ウイルスの作用を抑える
(1m3の密閉容器での試験による約10分後の効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。)
●試験機関 | : | イギリス レトロスクリーン・バイロロジー社 |
●試験方法 | : | 1m3ボックス内にウイルスを浮遊させ、プラズマクラスターイオンを放出し、その後、1m3ボックス内のウイルスを回収し、空気中のウイルス除去率を測定。 |
■試験結果 | : | プラズマクラスターイオン濃度:7,000個/cm3の場合、約10分で除去率99.0%。
プラズマクラスターイオン濃度:50,000個/cm3 *の場合、約10分で除去率99.9%。 |
● | 上記試験は、ある1種類のウイルスで実施。 |
* | IG-2B35Aを適用空間の規定の取付け位置に設置して、ルーバーの角度が天井に対して45°のときに天井に沿って吹き出し方向に1.5m、天井より距離1.5mの地点で、「急速」運転時に空中に吹き出される1cm3当たりのイオン個数の目安です。 |
・浮遊菌の作用を抑える
(約10畳(約40m3)の試験空間での約38分後の効果であり、実使用空間での実証結果ではありません。)
●試験機関 | : | 米国 ハーバード大学公衆衛生大学院 名誉教授メルビン・ファースト博士 |
●試験方法 | : | 約10畳の試験空間に菌を浮遊させ、プラズマクラスターイオンを放出し、その後、試験空間内の菌を回収し、空気中の菌除去率を測定。(プラズマクラスターイオン濃度:4,700個/cm3) |
■試験結果 | : | 約38分で除去率99.0%。 |
●上記試験は、ある1種類の浮遊菌で実施。
・付着臭を分解・除去
●試験機関 | : | (財)日本紡績検査協会 |
●試験方法 | : | タバコのニオイ成分を染み込ませた布片の脱臭効果を6段階臭気強度表示法にて評価。
(プラズマクラスターイオン濃度:20,000個/cm3)
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■試験結果 | : | 約60分で気にならないレベルまで脱臭*。 |
* | ニオイの種類・強さ・対象物の素材によって、ニオイ除去効果は異なります。 |
・静電気の発生を抑える
●試験機関 | : | 当社調べ |
●試験方法 | : | 1m3の密閉容器内に約4.0kVに帯電させたアクリル板を置き、プラズマクラスターイオンを放出させたときの静電気量を測定。 (プラズマクラスターイオン濃度:25,000個/cm3) |
■試験結果 | : | 約7.5分で初期電位4.0kVが1.0kVまで減衰。 |
・付着カビ菌の増殖を抑える
●試験依頼先 | : | (財)日本食品分析センター |
●試験成績書 | : | 2009/10/27 第09010744001-01号 |
●試験方法 | : | 当社にて、2.6m3空間にカビ菌を付着させた塩ビ板を置き、プラズマクラスターイオンを放出し、カビ菌を5日間増殖させたものを試験依頼。JISZ2911を参考にしてカビ発育面積を比較。
(プラズマクラスターイオン濃度:25,000個/cm3)
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■試験結果 | : | 5日後に付着カビ菌の増殖を抑制。 |
● | プラズマクラスター技術には、浮遊ウイルスや、ダニのふん・死がいのアレル物質などの作用を抑える効果はありますが、これにより無菌状態が作られるものではなく、感染予防を保証するものではありません。 |
● | それぞれ実際のイオン個数や除菌*・浄化効果は、設置空間の状況(広さ・形状・換気などの使用の有無、商品の設置位置など)や使い方(ルーバーの向き(イオンの吹き出し方向)・運転モードなど)によって異なります。 |
* | 浮遊ウイルス:1m3の密閉容器での試験による約10分後の効果。浮遊菌:約10畳(約40m3)の試験空間での約38分後の効果。
試験結果は、実使用空間で同様の結果を保証するものではありません。 |

■ 仕様
形名 | IG-2B35A |
適用空間の目安※7 | 約35m2(約21畳)、天井高さ3.0m以下 (一台あたり) |
操作 | ワイヤレスリモコン |
電源 | AC200V 50Hz/60Hz |
運転モード | 弱 | 標準 | フルパワー | 急速 |
定格風量 | 8m3/分 | 9m3/分 | 11m3/分 | 13m3/分 |
イオン濃度※11 | 約10,000個/cm3 | 約25,000個/cm3 | 約35,000個/cm3 | 約50,000個/cm3 |
運転音※12 | 35dB | 40dB | 46dB | 53dB |
消費電力 | 16W | 21W | 30W | 48W |
年間電気代※10 | 約3,080円 | 約4,050円 | 約5,780円 | 約9,250円 |
吹き出し方向/角度 | 4方向吹き出し/水平面に対し約35~50°(4段階) |
フィルター | プレフィルター、脱臭フィルター(オプション) |
外形寸法 | 本体:幅570mm×奥行570mm×高さ250mm (化粧パネル:幅640mm×奥行640mm×高さ40mm) |
質量
(ACアダプター除く) | 約26kg |
別売品 | 交換用プラズマクラスターイオン発生ユニット、プレフィルター、脱臭フィルター(タバコ臭用)、脱臭フィルター(生活臭用) |
※11 | | 当商品を適用空間の規定の取付け位置に設置して、それぞれの運転モードでの運転・ルーバーの角度が天井に対して45°のときに、天井に沿って吹き出し方向に1.5m、天井より距離1.5mの地点で測定したイオン濃度の目安です。 |
※12 | | 本体より1.5mの位置における測定値です。運転音は実際の据え付け状態で測定すると、周囲の環境によっては、表示値より大きくなることがあります。 |
・ | | 当商品は、安定して高濃度プラズマクラスターイオンを放出するために、定期的にプラズマクラスターイオン発生ユニットの交換が必要です。総運転時間約17,500時間(1日24時間連続して運転した場合、約2年)経過すると、ユニット交換ランプが点滅し交換時期をお知らせします。約19,000時間(約2年2ヵ月)経過すると全ての運転が停止します。 |
・ | | 交換用プラズマクラスターイオン発生ユニット 形名:IZ-C75B1 |
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