障害物までの距離や床の段差の測定精度を従来機比※1 6割向上
ロボット掃除機向け測距センサ※2を開発、発売


シャープは、ロボット掃除機向けに周囲の障害物までの距離や床の段差の測定精度を向上させるとともに、業界最小サイズ※3を実現した測距センサを開発、発売します。
ロボット掃除機では、障害物の回避や、壁との平行移動、床の段差による落下防止のためなど、障害物までの距離を正確に測ることが求められています。
本デバイスは、受光部にCMOSイメージセンサを採用し、従来のフォトダイオードに比べて反射光の位置を検出する精度を高めました。これにより、距離の測定精度が従来機比6割向上(誤差±10%)するとともに、業界最小のパッケージサイズ<18.9×8.0×5.2(高さ)mm:当社従来機※1体積比約△40%>を実現しています。
簡単に制御回路に接続できるI2C※4インターフェースを搭載したデジタル出力タイプに加え、アナログ出力タイプもラインアップ、ロボット掃除機の幅広い製品設計に対応します。
品名 | 測距センサ |
形名 | GP2Y0E02B | GP2Y0E02A |
出力タイプ | デジタル | アナログ |
サンプル価格(税込み) | 600円 |
サンプル出荷 | 2012年10月26日 |
量産時期 | 2012年11月30日 |
月産個数 | 計100千個 |
■ 主な特長
1. 距離測定の精度を従来機比6割向上(誤差±10%)
2. 業界最小サイズ<18.9×8.0×5.2(高さ)mm>を実現
3. 業界初※3、制御回路への接続が容易なI2Cインターフェースを搭載(GP2Y0E02B)
※1 当社従来機<GP2Y0A60SZ0F>:測定誤差±25%、サイズ<22.0×8.0×7.2(高さ)mm>との比較
※2 対象物までの距離を測定するセンサ
※3 2012年9月12日現在。三角測量の原理を採用した赤外線方式の測距センサにおいて。当社調べ。
※4 2本の信号線で通信する同期式のシリアル通信方式の規格。

■ 仕 様
(Ta=25℃)
形名 | GP2Y0E02B | GP2Y0E02A |
出力タイプ | デジタル(I2C) | アナログ |
外形寸法 | 18.9×8.0×5.2(高さ) mm |
測距範囲 | 4~50 cm |
測距精度 | ±10%(@50 cm) |
電源電圧 | 2.7~3.6 V | 消費電流 | TYP.26 mA |
動作温度 | -10~+60 ℃ |

(注) | ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。 |
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