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ニュースリリース 2012年9月20日
浮遊インフルエンザウイルスへの効果実証
容積25m3の密閉空間にプラズマクラスターイオン発生装置を設置。イオン(濃度25,000個/cm3)を発生させ、浮遊H1N1型インフルエンザウイルスをミスト状(粒径分布1μm以上10μm以下)に噴霧しました。噴霧終了約66分後、空間の浮遊ウイルスを回収し、その感染力(感染力価※6)をウイルス研究分野で一般的に用いられているTCID50法※7で調べました。その結果、ウイルスの感染力価はイオン照射なし(送風のみ)の場合と比較して99%抑制されることがわかりました。
※6感染力価:ウイルスの細胞への感染能力を表す値。
※7TCID50法:段階的に希釈したウイルス液を細胞へ接種し感染力を調べる方法。

実験装置概要図
※8グラフの縦軸はLOG値であり、LOG値の2の減少が抑制率99%となる。

また当社は、浮遊インフルエンザウイルスに加えて、これまで小空間で試験を実施してきた付着インフルエンザウイルスの効果実証についても、新たに大空間での試験を実施。高濃度プラズマクラスターが、25m3空間で付着H1N1型インフルエンザウイルスの感染力を約11時間で99%以上、付着H3N2型インフルエンザウイルスの感染力を約10時間で99%以上抑制することを実証しました。

(付着インフルエンザウイルスへの効果実証)
●試験機関(株)食環境衛生研究所
●試験方法25m3の試験空間に、プラズマクラスターイオン発生装置を用いて、イオン(濃度約25,000個/cm3)を発生させ、ガーゼ布に塗布した付着H1N1型インフルエンザウイルスおよび付着H3N2型インフルエンザウイルスを一定時間照射。
●試験結果付着H1N1型インフルエンザウイルスは約11時間後、付着H3N2型インフルエンザウイルスは約10時間後に、イオン照射なし(送風のみ)の場合と比較して、ウイルスの感染力価※6がそれぞれ99%以上抑制された。

付着H1N1型インフルエンザウイルス作用抑制効果付着H3N2型インフルエンザウイルス作用抑制効果
※9グラフの縦軸はLOG値であり、LOG値の2以上の減少が抑制率99%以上となる。
ベトナム ホーチミン市パスツール研究所( Pasteur Institute of Ho Chi Minh City )の紹介
近代細菌学の開祖であるルイ・パスツールにより1887年にパリに設立されたパスツール研究所の初の海外拠点としてベトナム ホーチミン市に1891年に設立された。同研究所は、世界で初めてヒトに感染する高病原性トリインフルエンザウイルスをヒトから分離した。現在はベトナム保健省直轄研究所としてベトナム国内における公衆衛生の改善・向上目的を中心として、様々な研究活動に取り組んでいる。

ベトナム ホーチミン市パスツール研究所

<ベトナム ホーチミン市パスツール研究所/Vice Director Cao Thi Bao Van博士のコメント>
今回の共同研究により、プラズマクラスターイオンが約6畳空間で浮遊しているインフルエンザへの抑制効果があることがわかり、これは非常に興味深いものでした。今回実環境に近い広い空間で、浮遊インフルエンザウイルスを抑制するプラズマクラスターの高い効果を実証できたことは、すばらしいことであると考えます。今後、プラズマクラスターがあらゆる空間に普及することを願います。
株式会社 食環境衛生研究所 の紹介
1998年に設立。微生物学的検査、食品成分分析、衛生検査など、食と環境に関する研究を行っている。また当機関は、動物用医薬品のCRO(開発業務受託機関)として、国内民間3社のうちの1社となっている。
プラズマクラスター技術について
プラスイオン(H(H2O)m)とマイナスイオン(O2(H2O)n)を同時に空中へ放出し、浮遊する細菌/カビ/ウイルス/アレルゲンなどの表面で瞬間的にプラスとマイナスが結合して酸化力の非常に高いOHラジカルとなり、化学反応により細菌などの表面のたんぱく質を分解して、その働きを抑制する独自の空気浄化技術です。

「プラズマクラスターイオン」発生のしくみ

ウイルスの感染力抑制メカニズム

酸化力の比較
プラズマクラスターイオンは、プラスとマイナスのイオンが浮遊ウイルスや菌に付着して化学反応し、酸化力の一番強いOH(水酸基)ラジカル(標準酸化電位2.81V)を生成して、浮遊ウイルスの感染力や菌の活動を抑制します。

ウイルスの感染力抑制メカニズム

アカデミックマーケティングによる国内・海外での実証機関一覧 合計22機関

対象 実証機関
ウイルス (財)北里環境科学センター
韓国 ソウル大学
中国 上海市予防医学研究院
(学)北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
イギリス レトロスクリーン・バイロロジー社
(株)食環境衛生研究所
ベトナム ベトナム国家大学ハノイ校工科大学
ベトナム ホーチミン市パスツール研究所
東京大学大学院 医学系研究科 (財)パブリックヘルスリサーチセンター
アレル物質 広島大学大学院 先端物質科学研究科
大阪市立大学大学院 医学研究科 分子病態学教室
(株)総合医科学研究所
カビ菌 (財)石川県予防医学協会
ドイツ リューベック大学
ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授
(財)日本食品分析センター
(財)石川県予防医学協会
中国 上海市予防医学研究院
(財)北里環境科学センター
(学)北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
米国 ハーバード大学公衆衛生大学院 名誉教授メルビン・ファースト博士
(公財)動物臨床医学研究所
ドイツ リューベック大学
ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授
(財)日本食品分析センター
(株)食環境衛生研究所
ニオイ・ペット臭 一般財団法人 ボーケン品質評価機構
(公財)動物臨床医学研究所
美肌 (株)総合医科学研究所
美髪 (株)サティス製薬
(有)シー・ティ・シージャパン
<効果メカニズムの解明>
ウイルス・
カビ菌・菌の
作用抑制効果
ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授
アレル物質の
作用抑制効果
広島大学大学院 先端物質科学研究科
肌保湿(水分子
コートの形成)
効果
東北大学 電気通信研究所
22の機関で、29種類の有害物質(ウイルス、アレル物質、カビ菌、菌)および4種類のニオイ・ペット臭、美肌、美髪の効果実証と効果メカニズムの解明をしています。
 


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