■ 特 長
1. 寄棟屋根で約11%設置容量アップ※1
国内戸建住宅の構成比は約43%※5が寄棟屋根となっています。しかし、寄棟屋根に太陽電池を設置する場合、切妻屋根に比べて屋根面が複雑な形状をしているため、効率的なスペースの活用に課題があります。当社は、2001年に業界に先駆けてコーナーモジュール(五角形)を発売して以来、設置容量の向上に取り組んできました。
本機は、新たにセルの出力向上やコーナーモジュール<NU-081LB/NU-081RB>のセル枚数の増量により、設置容量を従来システムの3.76kWから4.17kWへ、約11%※1アップしました。また、黒色のセル、バックフィルムを採用し、モジュールの外観を黒に統一することで、屋根と美しく調和するデザインに仕上げました。
※5 「2007年住宅金融支援機構の新築戸建データ」と「2011年度国土交通省住宅着工統計」より2007年度から過去10年間の加重平均を算出。
【国内戸建住宅における寄棟屋根構成比※5】
【コーナーモジュールの性能向上】
【当社従来システムとの比較】
● 太陽電池容量は、JIS規格に基づいて算出された太陽電池モジュール出力の合計値です。
● 上記の年間予測発電量は、大阪市(南面設置、傾斜角30°)に設置した場合の一例です。気象条件・立地条件・設置条件などの諸条件により、実際の発電量とは異なる場合があります。
2. マルチストリングパワーコンディショナとの組み合わせで発電量がさらにアップ
マルチストリングパワーコンディショナ<JH-45CD3P/JH-40CD3P>は昇圧装置※6および接続箱※7の機能を併せ持つことで電力ロスを低減するとともに、屋根面ごとに最大電力を取り出すことができる「独立最大点追尾」機能を有しています。発電した電力を効率よく変換することができ、本太陽電池モジュールと組み合わせることで、寄棟屋根において更なる発電量の向上が図れます。
※6 系統(ストリング)の太陽電池モジュールの枚数が異なっても一定電圧まで自動的に昇圧する設備。
※7 太陽電池の複数系統を一つの系統にまとめパワーコンディショナに入力させる設備。
3. 設置時間を短縮できる新しい取り付け工法※2に適合
従来の取り付け工法では、モジュール固定金具を用いてモジュール1枚当たり4箇所の“点”で固定していましたが、新しい取り付け工法※2では固定金具で留める方法をやめ、横桟(よこさん)※3全体で留める、“線”での固定に改良をしました。モジュール固定金具の機能を横桟に一体化することなどにより、部材を留める時間が減り、設置の時間を約20%減らしました※4。取り付けの強度や安全性を損なうことなく、短時間での設置工事が可能となります。

■ 仕 様
品名 | 単結晶太陽電池モジュール |
形名 | NU-172BB | NU-122CB | NU-081LB | NU-081RB |
公称最大出力 | 172W | 122W | 81W | 81W |
モジュール変換効率 | 14.9% | 14.4% | 11.2% | 11.2% |
公称最大出力 動作電圧 | 21.08V | 14.96V | 9.93V | 9.93V |
公称最大出力 動作電流 | 8.16A | 8.16A | 8.16A | 8.16A |
公称開放電圧 | 26.28V | 18.77V | 12.51V | 12.51V |
公称短絡電流 | 8.67A | 8.67A | 8.67A | 8.67A |
質量 | 約14.5kg | 約11.0kg | 約10.0kg | 約10.0kg |
外形寸法 | 1,165×990×46mm | 990×856×46mm | 990×1,092×46mm | 990×1,092×46mm |
● 表記の数値はJIS C8918で規定するAM1.5、放射照度1,000W/m2、モジュール温度25℃での値。
|