業界最高の変換効率33%※1を実現
ディスプレイ光源用 赤色半導体レーザを開発、発売


シャープは、電気を光に変換する効率を業界最高の33%※1に高め、赤色をより鮮やかに高輝度表示するディスプレイ光源用640nm帯域の赤色半導体レーザを開発しました。主に、ヘッド・アップ・ディスプレイ※2や小型プロジェクターなどのディスプレイ用途として発売します。
車載のヘッド・アップ・ディスプレイは、視認性の高いレーザタイプが主流になりつつあり、この光源として、明るく省エネ性が高い赤色半導体レーザが求められています。
本デバイスは、材料の組み合わせや構造を最適化することにより、光への変換効率を33%に高めました。また、本デバイスを冷却する部材の低消費電力化にも貢献し、ヘッド・アップ・ディスプレイなどの省エネ性能の向上を図ることができます。さらに、光ディスクDVD/CD用途で培った当社の独自技術により、業界最高水準※1の最大光出力150mWを実現し、赤色をより鮮やかに高輝度で表示します。
品名 | ディスプレイ光源用 赤色半導体レーザ |
形名 | GH0641FA2C | サンプル価格(税込み) | 5,000円 |
サンプル出荷時期 | 2013年1月31日 |
量産時期 | 2013年3月29日 |
月産台数 | 10,000台 |
■ 主な特長
1. 業界最高の変換効率33%を実現し、ヘッド・アップ・ディスプレイや小型プロジェクターの省エネ性能の向上に貢献
2. 最大光出力150mWを実現、高輝度表示が可能
※1 2012年12月25日現在。シングルモード動作の波長640nm帯域の赤色半導体レーザにおいて。(当社調べ)
※2 フロントガラスなどに情報を表示させるディスプレイ。

■ 仕 様
項目 | 条件 | 特性値 |
しきい値電流※3 (TYP.) | - | 55 mA |
動作電流 (TYP.) | 光出力=150mW | 182 mA |
動作電圧 (TYP.) | 2.5 V |
ピーク発振波長 (TYP.) | 642 nm |
ビーム広がり角 (TYP.) | 平行 | 9° |
垂直 | 17° |
※3 発光開始時の電流。

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