■ 特長
1. | 満充放電を8000回繰り返しても、初期の70%以上の容量を維持※1する蓄電池セルを搭載
一般的に、リチウムイオン蓄電池は充放電を繰り返すことで初期の蓄電容量から徐々に低下していく特性があります。本システムは、満充放電を8000回繰り返しても初期の70%以上の容量を維持※1する高性能リチウムイオン蓄電池セルを搭載し、長期間安定して運転できます。
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2. | 太陽光発電システム※2と連携し、停電時でも安定して電力を供給
太陽光発電システム※2と連携し、停電時は夜間や雨天でも日中に充電した電力を使用することができます※3。また、曇天時など発電量が消費電力量を下回る場合も、本システムが不足する電力を補うことで、過負荷による太陽光発電システムの運転停止を防ぐことができます。
また、平常時は、好みに合わせて「経済性モード(自動)」「経済性モード(時刻指定)」「クリーンモード」「充電モード」「ECHONET Lite※8機器専用モード」の5つのモードから選択することが可能です。
※8 | | エコーネットコンソーシアムにて、2011年7月に策定されたHEMS構築のための通信規格。家電機器、スマートメーター、太陽光発電システムなどを含む約80種類以上の機器の制御を規定し、2012年2月にスマートコミュニティアライアンスの「スマートハウス標準化検討会」より、「公知な標準インターフェース」として推奨。 |
<経済性モード(自動/時刻指定)>
安価な深夜電力で充電し、日中の発電量が消費電力量を下回った場合にのみ電力を供給します。割高な日中の買電量を抑え、電気代の節約が図れるモードです。電力会社の深夜電力時間帯以外に自動的に家庭内へ電力を供給する「経済性モード(自動)」、計画停電時に便利な、指定した時刻に家庭内へ電力の供給を開始する「経済性モード(時刻指定)」の2通りから選択できます。
<クリーンモード>
電力系統からの充電を行わないモードです。日中に太陽光発電の余剰電力で充電し、発電量が消費電力量を下回った場合に家庭内へ電力を供給します。1日を通して発電した電力を最大限に活用する環境に配慮したモードです。
<充電モード>
計画停電などに備え、優先して充電を行うモードです。充電完了後は待機状態となり、24時間は満充電の状態を維持します。その後、自動的に「経済性モード(自動)」に移行します。
<ECHONET Lite※8機器専用モード>
HEMS専用タブレット端末※4の画面上でマニュアル操作ができるモードです。「充電」「放電」「待機」のいずれかを指定できます。
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3. | HEMS専用タブレット端末※4で、運転状況の表示や確認が可能
本システムと別売の電力見える化システム(HEMS)※4を連携することで、HEMS専用タブレット端末※4上で蓄電池残量の確認、日別の蓄電池残量の履歴確認、蓄電池残量に応じた家電機器※5の使用可能時間の確認※6ができます。使用可能時間は、家電機器※5の合計分が自動で表示されます。また、表示された家電機器※5一覧から必要な機器だけを選択し、使用可能時間の再計算を行うこともできます。
また、本システムはECHONET Lite※8に対応し、HEMS専用タブレット端末※4の画面上で「充電」「放電」「待機」操作をご家庭内のお好みの場所で行えます。
 
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4. | 余剰電力買取価格は、太陽光発電システムのみを設置する場合と同額(42円/kWh)※7
太陽光発電システムとその他の自家発電システムなど(蓄電池を含む)を併設した場合、太陽光発電システムで発電した余剰電力の売電中に、自家発電システムなどから家庭内に電力を供給することで、売電量は増加します。この際、余剰電力の買取価格は、太陽光発電システムのみを設置する場合(42円/kWh)と区別され、34円/kWhが適用されます※7。
本システムは、RPRセンサー※9を設置することで、太陽光発電システムで発電した余剰電力の売電中は家庭内への電力供給を停止します。これにより、本システムを設置した場合の余剰電力の買取価格は、太陽光発電システムのみを設置する場合と同様に、42円/kWhが適用されます※7。
※9 | | ご家庭の契約電力に合わせて、RPRセンサー<JH-AS50><JH-AS51>(両機ともオープン価格)を購入いただく必要があります。 |
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■ 仕様
品名 |
定置型リチウムイオン蓄電池システム |
形名 |
JH-WB1201 |
JH-WB1202 |
公称容量 |
4.8kWh |
2.4kWh |
安全性能 |
過充電保護、過放電保護、過負荷保護、温度保護 |
リチウム
イオン
蓄電池 |
本体寸法
(幅×奥行×高さ) |
700×250×1300mm(突起部除く) |
質量 |
約160kg |
約120kg |
蓄電池
モジュール |
形名
(台数) |
JH-AB02
(4台) |
JH-AB02
(2台) |
種別 |
リン酸鉄リチウムイオン
(LiFePO4) |
保存環境温度 |
-20℃~+60℃ |
使用雰囲気温度 |
0℃~+40℃ |
使用相対湿度範囲 |
25%~85% |
蓄電池
パワー
コンディショナ |
形名 |
JH-20CL1 |
最大出力 |
(連系運転時) 2.0kW
(自立運転時) 1.5kW |
定格出力電圧 |
(連系運転時) AC202V
(自立運転時) AC101V |
設置場所 |
屋外※10 |
動作温度 |
-20℃~+40℃ |
本体寸法
(幅×奥行×高さ) |
666×201×429mm(突起部除く) |
質量 |
約28kg |
マルチ エネルギー
モニタ
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形名 |
JH-RWL5 |
表示装置 |
7インチカラーTFT液晶 WVGA
タッチパネル 抵抗膜方式 |
動作温度 |
0℃~+40℃ |
本体寸法
(幅×奥行×高さ) |
175×27×137mm |
質量 |
約0.5kg(取付金具含む) |
※10 | | 高温になる場所、閉め切った場所、海岸線から500m以内、または潮風の影響を受ける場所、標高1000mを超える場所、水上および常時水を浴びる場所、油煙、腐食性ガスの影響を受ける場所には設置できません。 |
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