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「プラズマクラスターによる衛生空間づくりと
節電の新たなソリューション提案」が
平成25年度 省エネ大賞で
「資源エネルギー庁長官賞」を受賞 |
シャープが推進する「プラズマクラスターによる衛生空間づくりと節電の新たなソリューション提案」(以下、本ビジネスモデル)が、一般財団法人省エネルギーセンター主催(経済産業省 後援)の「平成25年度省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)」において、「資源エネルギー庁長官賞」を受賞しました。
当社独自の空気浄化技術「プラズマクラスター技術」によって、水産加工工場内の衛生環境の維持と空調設備の消費電力量削減を同時に実現したことが評価されました。ビジネスモデル部門では初めての受賞となります。
一般的に、水産加工工場では菌が増殖しないように空調設備によって低温管理されており、工場内の管理温度を上昇させると菌が増殖するという課題がありました。実際に稼働している工場内にプラズマクラスターイオン発生機を設置し、工場内の管理温度を2℃※1上昇させても、浮遊菌の増殖が抑制され※2、衛生管理手法「HACCP」※3に準拠した高い衛生環境が維持できることを確認。管理温度を上昇させることにより、空調設備の消費電力量の削減に寄与※4します。
当社は今後も、国内外の食品加工工場などに対して本ビジネスモデルを広く提案し、衛生空間づくりと節電の両立に貢献して参ります。
* | | プラズマクラスターロゴ(図形)およびプラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。 |
※1 | | イオン発生機を設置する工場などの施設におけるさまざまな条件や環境により変動します。 |
※2 | | シャープ株式会社と鹿児島県の水産加工工場による共同試験。
試験方法:天井埋込型プラズマクラスターイオン発生機<IG-1B10A>44台を約360m2の水産加工工場に設置し、管理温度15℃と17℃でプラズマクラスターイオンなしとありの場合の浮遊菌をエアーサンプラーで測定。
試験結果:17℃プラズマクラスターイオンありの環境での浮遊菌数が、15℃プラズマクラスターイオンなしの環境での浮遊菌数と同等レベルであることを確認。 |
※3 | | Hazard Analysis Critical Control Point。食品の原料の受け入れから製造・出荷までのすべての工程において、危害の発生を防止するための重要ポイントを継続的に監視・記録する衛生管理手法。 |
※4 | | 約20%の削減が見込まれます。日本冷凍空調工業会の指標「家庭用エアコンの冷房温度を1℃上げた場合、約10%の消費電力量の削減が見込まれる」より、当社にて推定。 |
■ | プラズマクラスター技術を用いた共同試験の結果 |
| プラズマクラスター技術によって、本課題の解決を図るべく、鹿児島県の水産加工工場と共同試験を行いました。
試験では、水産加工工場の2か所の測定点にイオン発生機を設置し、工場内の管理温度とプラズマクラスターイオン放出の有無による3つの条件(右グラフ中の~)における浮遊菌の量を測定しました。
その結果、イオン発生機を設置・運転した工場内の管理温度を15℃から17℃に2℃上げても、15℃と同等レベルの高い衛生環境を維持できることを確認。管理温度を上昇させることにより、空調設備の消費電力量の削減に寄与※4します。
※4 | | 約20%の削減が見込まれます。日本冷凍空調工業会の指標「家庭用エアコンの冷房温度を1℃上げた場合、約10%の消費電力量の削減が見込まれる」より、当社にて推定。 | |
■ | 本ビジネスモデルを構成する主な機器 |
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「プラズマクラスターによる衛生空間づくりと節電の新たなソリューション提案」が平成25年度 省エネ大賞で「資源エネルギー庁長官賞」を受賞(受賞・表彰) http://www.sharp.co.jp/awards/1401_3/
(注) | ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。 |
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