シャープのプラズマクラスター技術をベースとした空気浄化システムと、LED照明が、大阪市営地下鉄御堂筋線(以下、御堂筋線)の30000系の新型車両に搭載されます。
当社はこれまで、鉄道車両を製造している川崎重工業株式会社と、自動車部品サプライヤーの株式会社デンソーと共同で、鉄道車両向け空気浄化システムを開発、鉄道車両に搭載してきました。御堂筋線では2014年4月から試行的に導入されていましたが、そのデータをもとに改良されたシステムが搭載されます。
また、当社はこれまで、LED照明を商業施設やオフィス、店舗、工場などに設置してきました。今回、気持ちが癒され、目にやさしい(光によるストレス感が少ない)などの効果があるさくら色(ソメイヨシノ※1)照明が搭載されます。
御堂筋線30000系の新型車両は、2016年秋頃に運用を開始する予定です。
当社は今後も、プラズマクラスター、LED照明で車内空間の快適性向上に貢献してまいります。
■ 概 要
・搭載システム:
① プラズマクラスター技術をベースとした空気浄化システム
試行時は送風機の風を利用しましたが、今回システム内部にファンを設置し、プラズマクラスターイオンを車内に送り届けます。
② LED照明
季節・時間帯にあわせて調光調色します。
・運用開始日:2016年秋頃
<大阪市営地下鉄御堂筋線30000系> 画像提供:大阪市交通局

車両外観

空気浄化システムイメージ図
* プラズマクラスターロゴ(図形)およびプラズマクラスター、Plasmaclusterはシャープ株式会社の登録商標です。
※1 シャープが開発した照明色。