株式会社明治座(本社:東京都中央区、代表取締役社長:三田芳裕、以下明治座)、シャープ株式会社(本社:大阪府堺市、代表取締役社長:戴正呉、以下シャープ)、株式会社リコー(本社:東京都中央区、社長執行役員:三浦善司、以下リコー)、エヴィクサー株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:瀧川淳、以下エヴィクサー)は、日本で初めて※1「人の耳には聞こえない透かし音(非可聴音)」を用いたコミュニケ―ションロボットによる外国語ガイドサービスを訪日外国人観光客(インバウンド)向けに2017年1月16日から、明治座館内で開始いたします。
本サービスは、明治座インバウンド向け公演「SAKURA-JAPAN IN THE BOX-」(以下SAKURA)を観劇するために訪れる訪日外国人に対して、コミュニケ―ションロボットRoBoHoN(以下ロボホン)が外国語でSAKURAの内容や明治座の歴史、明治座館内で販売されるお土産や館内設備をご案内するものです。館内に設置されたブースでは、公演のプロモーションビデオに同期してロボホンがプレゼンテーションを行います。また、館内の随所に配置された音波ビーコン※2から発せられる非可聴音をロボホンが取得することにより、ロボホンの位置を高精度に測位することが可能です。これにより、来場者がロボホンを持って館内を歩けば、場所に合わせて、店舗や設備などの説明をロボホンが行います。
本取り組みは、明治座が公演の主催と館内のお客様向けサービスの提供、シャープがロボホンのアプリケーションを開発・提供、リコーが音波ビーコンと位置情報サービスの仕組みを開発・提供、エヴィクサーが音響通信技術を開発・提供しています。
インバウンド市場が拡大する中、本企画により、ICTを用いた「日本文化」の発信に貢献します。
※1 音響通信で制御するコミュニケーションロボットにおいて2017年1月10日現在。
※2 音波ビーコンとは人の耳には聞こえない特殊な高周波音を発信する装置です。開発した特殊スピーカーを装備し、周辺環境に即した音の強度および音場を作ることが可能。
◆明治座のインバウンド向け公演「SAKURA-JAPAN IN THE BOX-」とは
日本が誇る伝統芸能と、経済産業省が推進する「クールジャパン戦略」の有力コンテンツであるアニメを、和の世界観で融合。日本初の女性アクロバットダンス・カンパニー「G-Rockets」を主宰する多田誠氏が総合演出を手掛ける、光、映像、音楽で魅せる新感覚パフォーマンスで、夜のTOKYOインバウンド需要を満たし、盛り上げていきます。
<公演概要>
公演タイトル:「SAKURA -JAPAN IN THE BOX-」
URL:http://sakura-meijiza.com/
公演日程:2016年9月7日(水)〜2017年3月31日(金)
◆各社の概要
(株式会社明治座)
会社名:株式会社明治座
所在地:東京都中央区日本橋浜町2-31-1
営業開始日:1950年5月12日
事業内容:明治座は東京で最も長い歴史を持つ劇場として140年以上にわたり、歌舞伎からミュージカルまで、時代のニーズにあった演劇作品を企画、上演しています。
(シャープ株式会社)
会社名:シャープ株式会社
所在地:大阪府堺市堺区匠町1番地
営業開始日:1912年9月15日
事業内容:電気通信機器・電気機器および電子応用機器全般並びに電子部品の製造・販売などを主な事業内容としています。ロボホンの詳しい情報はロボホン公式サイトよりご確認ください。https://robohon.com/
(株式会社リコー)
会社名:株式会社リコー
所在地:東京都中央区銀座8-13-1
営業開始日:1936年2月6日
事業内容:ドキュメントマネジメントシステム、ITサービス、プロダクションプリントソリューション、ビジュアルコミュニケーションシステム、デジタルカメラ、産業用製品・サービスなどを世界約200の国と地域で提供。
(エヴィクサー株式会社)
会社名:エヴィクサー株式会社
所在地:東京都中央区新川1-17-22
営業開始日:2004年3月12日
事業内容:「音でみえる 音でつながる 音でたのしむ 音のソリューションパートナー」
エヴィクサーは、音・画像の信号処理に基づくソフトウェア(ACR技術、音響通信、音センシング)と、ネットワーク関連技術の研究開発に取り組む技術者集団です。
音響通信「Another Track(R)」の詳細は下記プレゼンテーション映像でご覧ください。https://youtu.be/xhNYIp9yXNs