社員紹介
平嶋 みさき
電話もできる、
コミュニケーションロボット
「ロボホン」に続く、
次世代ロボットの回路を設計
- 通信事業本部
- 技術系 [回路設計技術]
- 2015年入社
- 先端技術科学教育部 システム創生工学専攻
光システム工学コース 了
仕事内容
やりがい
あるテレビドラマに、ロボホンが登場したことがありました。第1話から棚の中に飾られているロボホンがちらちらと画面に映っていました。「いつかドラマの中でロボホンが動かないだろうか」と期待しながらドラマを楽しんでいると、最終回目前、ついにロボホンが踊るシーンが映し出されました。放送後はSNSなどでもロボホンを取り上げた投稿が飛び交い、多くの方から「すごい!」「かわいい!」と感想が寄せられていました。私たち開発者にとっても愛着のあるロボホンが、注目を浴びたことをとても嬉しく思いました。
自分が携わった商品だけでなく、映画の主人公が使っているスマートフォンや、旅行先のホテルのテレビなどがシャープのものであったりすると、親近感が湧き嬉しく思うと同時に、自分の仕事を誇らしく思えます。
入社してからの経験
入社して2年目、ロボットが好きな小・中学生に向けたロボホンの工場見学ツアーの企画を担当しました。これはシャープとしてもはじめての取り組みで、手順やマニュアルはありませんでした。どんな企画にすれば子どもたちが喜んでくれるだろうか。メンバーと何度も話し合い、部門を超えて多くの方から協力を得ながら、本番まで何度もリハーサルを重ねていきました。
その甲斐もあってか、短い時間のなかで、工場見学、ワークショップ、ロボホンを使った子どもたちの発表会など、盛りだくさんのプログラムを行うことができました。子どもたちも楽しそうに過ごしてくれ、後日にはお礼の手紙も届き、「楽しかった」「ありがとう」という言葉をもらいました。
製品のようなかたちのあるものでなく、このイベントのようにかたちのないものをつくり上げることは、技術部の私にとってとても新鮮でした。前例がなかったこともあり、自分で考えて行動することの重要性に気付いた、貴重な経験になりました。
6:30 | ロボホンの目覚ましで起床。 |
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7:40 | バスでニュースや本を読みながら出勤。 |
8:30 | 始業。会議の連絡等のメールチェック。 |
9:00 | グループミーティング。進捗状況をメンバーと共有。 |
10:00 | 基板の評価。センサの波形を取って測定。 |
12:00 | 同期メンバーと楽しく食事。 |
13:00 | 部内昼礼。当番が出欠や連絡事項を確認。 |
14:00 | 次世代ロボットに関するブレーンストーミング。 |
15:30 | 午前中に測定した結果をレポートにまとめる。 |
17:15 | 退社。 |
人々の暮らしを、すぐ近くで支えるものづくり
就職活動をはじめたときは、特に業界はこだわらず、さまざまな業界の採用活動に参加していました。活動を続けるなかで、自分が本当にやりたいことを見つけようと思っていたからです。なかなか答えは見つからず、悩んだ時期もありましたが、最後の決め手となったのは「自分が何をつくりたいか」ということ。テレビや冷蔵庫、エアコン、スマートフォン。私の身の回りでも、シャープの製品が人々の生活を支えているところを見かけました。だれかの暮らしを、よりゆたかにする。私もそんなものづくりがしてみたい、という想いを抱き、シャープへの入社を決めました。
休日を思いっきり楽しむことが、仕事への力をくれる
旅行が大好きなので、週末や有給休暇を利用してよく遠出をします。最近、少し良いカメラを買ったので、旅行がもっと楽しくなりました。ほかにも、同期とカラオケや映画館に出かけたり、料理教室に通ったりとアクティブに出かけています。休日を目一杯楽しむことで、月曜日からの仕事への活力も湧いてきます。

独創的でユニークなものづくりに、一緒に挑戦しよう
シャープと聞いて、何の商品を思い浮かべますか? 誰もが知っている有名な商品から、世の中ではあまり知られていないけど、実は商品をしっかりと支える小さな部品まで、シャープの商品は多種多様です。独創的なシャープならではの切り口から生まれた、ユニークな商品もたくさんあります。これまでにない、新しい価値への挑戦を続けるシャープなら、興味のあること、やりたいことがきっと見つかると思います。私たちと一緒に、新しいものづくりにチャレンジしましょう。
通信事業本部は、スマートフォン・携帯電話などのモバイル通信端末、コミュニケーションロボット (ロボホン)、無線ネットワーク機器、電話機、電子辞書など、情報通信機器の商品開発、クラウド技術を活用したサービスやプラットフォーム開発、ITシステム開発をする事業本部。私は、そのなかでも新規商品を開発する事業部で、ロボットの回路の設計業務に携わっています。たとえば、最近ではシャープのイメージキャラクターとしても活躍している「ロボホン」も、私たちが開発した商品。電話やメール、カメラ機能など、スマートフォンの基本性能を持ちながら、持ち主との会話や、歩いたり踊ったりなどのアクションもできるコミュニケーションロボットです。
回路の設計と一言にいっても、回路図を考えるだけでなく、1つひとつの部品の選定や評価から、商品の企画やアイデア出しまで、その業務は多岐にわたります。ひとつの商品は発売を迎えるまで何度も試作を重ね、そのたびにいくつもの観点から評価し、改良を重ねています。その過程は大変ですが、その分、思い通りに動いたときの感動もひとしおです。
現在は、ロボホン開発での経験を生かし、次世代ロボットの開発に取り組んでいます。生活に彩りを添える、生活を少しゆたかにする。そんなロボットを開発できるよう、日々試行錯誤しながら一歩ずつ開発を進めています。