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社員紹介

(Hong) 秀俊(SuJun)

目の付けどころをシャープに。
逸早くニーズを察知して、
逸早く社会に提案する。

  • 研究開発本部
  • 技術系 [ネットワーク/AIシステム技術]
  • 2023年入社
  • システム工学研究科 先進情報処理メカトロニクスクラスタ 了

仕事内容

ハノーバー会合での映像グループ

私の仕事を一言で表すと、「最先端技術で稼ぐこと」だと考えています。

私の所属部門では、次世代の通信方式 (5G、6G) や映像圧縮方式 (HEVC、VVC) の研究開発に取り組んでおり、国内外の標準化団体 (3GPP、ISO/IEC、ITU-T、ARIB、TTC) との連携を通じて技術標準の策定に参画しています。私自身はMPEGとも呼ばれるISO/IEC規格の技術開発に従事しており、特に点群やメッシュなどの3次元映像の符号化に関する研究に注力しています。また、機械学習 (AI) を活用して、圧縮率の向上やセキュアな圧縮映像の伝送に関する研究なども大学や研究機関と共同で取り組んでいます。私たちの開発した技術を国内外で実施される標準化会合で提案し、世界各国の技術者との議論を通じて、より良い技術の開発と業界全体の発展に貢献することを目指しています。また、開発した技術を特許出願して権利確保することも非常に重要な仕事です。

改めて私の仕事を一言で表すと、「最先端技術で稼ぐこと」だと考えています。と言うのは、新しい映像圧縮技術/コーデックを開発し、あわせて関連する特許を出願することにより、開発した技術がスマホや車等に搭載され、会社・個人の利益になるためです。

やりがい

世界で利用される国際規格を自分の手で開発できる点がやりがいの1つと感じます。今までは「あるモノ」として利用していたMPEGコーデックを、個性あふれる世界の技術者たちと共に作り上げていけることは稀有な経験であり、自身のキャリア/スキルアップに多大な影響を及ぼしていると実感しています。また、通信トラフィックの大部分を占める映像の圧縮技術はこれから先も多くの人に求められると考えられ、その多くの人々に自身の開発した技術を活用して貰えることは非常に魅力的であると思います。

さらに、頑張れば頑張るだけ収入が増える点もやりがいの1つであると言えます。業務の中で開発した自分発の技術・アルゴリズムを特許として出願し会社に利益をもたらすことができれば、個人に対して報奨が出るためです。上述のキャリア/スキルアップと並行して収入もアップする、非常に魅力的であると思います。

その他にも、標準化会合参加のために、2週間程度の海外出張が年に複数回あることも、個人的には魅力を感じています。これは、旅行好きとしてのやりがいかもしれませんね。

入社してからの経験

入社してから最も驚いた経験は、1年目の9月に特許を出願し、10月にドイツのハノーバーに海外出張をしたことです。もちろん、配属当初は映像圧縮技術の勉強や特許研修などに時間を割いていましたが、1年目の下期という早い段階から最先端の経験をさせて頂けたことには驚きました。好奇心旺盛な性格のため、早期に様々な経験を積むことができる環境は個人的にマッチしていました。実際に自身の目と耳で世界の技術者たちの議論を体感したことは、「目の前の優秀な技術者たちと高度な議論を交わしたい!」と、技術開発や英語学習のモチベーションにもなりました。

上記業務以外にも大学との共同研究や学会参加、Linuxサーバ管理等の業務もあり、それらの全てにおいて自身の「技術力」が向上していると実感しています。特に共同研究では、学生方の面白い視点や考え方から今までに無いインスピレーションを受けることもあります。また、自身の専攻である機械学習についての先端研究にも触れることができ、常に思考が刺激されます。

部署の風通しが良く、若手の意見も積極的に採用され、早くから活躍の機会もあり、「入社してからの経験」は非常に多いように感じます。

One day time-line (ある1日のスケジュール)

9:00 出社。メールや予定をチェック。
10:00 チームミーティング。部署や各自の目標に対する達成度確認、問題点の議論、アイデア検討など。
11:30 昼食。
12:30 映像符号化ソフト (C++およびPyTorch) の実装。Gitにコミット。
14:00 特許図面・明細書作成。
16:00 アイデア検討会。
17:45 退社。
  • 会合参加に向けて飛行機のトランジット
  • オンラインでの技術標準策定会議

入社動機

社会に寄り添い、新たな視点で

私の就職活動の軸は「これからの社会を担うサービスの提供に携わり、多くの人々に感動を与えて社会に貢献できること」でした。多くの人で感動を共有する手段として音や映像は非常に効果的であり、液晶事業などを先駆けて研究・開発しているシャープで、人に寄り添う製品を提供したいと思い志望しました。シャープでは、建設会社や鉄道会社等と共同で実社会問題の解決に取り組んでおり、その社会に寄り添う姿勢に魅力を感じました。さらに、以前までの「目の付けどころが、シャープでしょ。」と言うスローガンは、研究開発という職種に非常に適していると感じています。今でもシャープの研究開発本部は、このスローガンに似た心持ちで研究開発に取り組んでいるように感じたところも入社した理由の1つです。また、外資の影響により柔軟な企業経営やグローバル展開の加速にも期待していました。

さらに、仕事を続ける上で「業務内容」と「人間関係」が重要であると考えています。人間関係等の環境は、実際に入社してみないと分かりませんが、少なくとも業務内容は、シャープの場合にはマッチング採用という制度により入社前に決めることができ、これも入社した理由の1つです。

オフタイム

エンターテイメントを通じて人との関わりを広げる

エンターテインメントを誰かに届けることを趣味にしており、休日はイベント企画やステージ音響・照明などを知人と協力して運営しています。元々は身近な人を笑顔にしたいという思いから創作活動をしていましたが、その笑顔にしたい人の範囲が徐々に大きくなり、今ではイベント運営に手を出しています。活動の中で様々な人と交流することにより、新しい考え方や別角度からの事物の見方を知ることができ、人間として成長する機会も多い趣味だと思います。何より、やり遂げた際の達成感は最高で、辞められません。

その他にも、電子工作やジャンク修理等のモノづくりや、ゲームや動画・配信視聴等のインドア、旅行等のアウトドアの趣味を日々楽しんでいます。

野外イベントのPA機器 Sharp TechDayで音響工学に基づいた製品を体験

学生の皆さんへメッセージ

何をやりたいかを見つけるために知る

「これがやりたい!」と明確な意思がある方は、是非その道を突き進んで欲しいと思います。それに勝る志望動機は無いのではないか、と私は考えます。しかしながら、大雑把にやりたいことは決まっているが、具体的に「何をやりたいか分からない」という人も多いのではないかと思います。しかしながら、私はこのように考えます。何をやりたいか「分からない」のではなく、何をやりたいか「知らない」だけではないかと。この社会には無数の職種があり、私にも未だ知らない職種が沢山あります。それだけではなく、保護者や先輩の方々が知らない職が日々生まれ続けています。そのため、就職活動において「知ること・発見すること」は非常に重要であると思います。知る・発見することは時間も掛かり、苦労することもありますが、その経験は結果として、志望動機を明確にすることにも繋がります。様々な企業の説明会やインターンシップ等を活用して、あなたの「やりたい」が見つかることを切に願います。

真面目に語りましたが、将来のことだけではなく、「今」を楽しむことも大事だと思います。

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