「どうしてこうなったのかわからないです」と言われていたものを、あらゆる可能性を考え様々な手段を駆使して正解を導き出せたときに、非常にやりがいを感じられます。分析を行っている最中は、どれも全く未知であるため、真剣に悩むことも多々ありますが、自身の分析結果をもとに対策が講じられ、改善された時には「頑張ってよかった」と心から思え、それまでの苦労も報われます。また、これまで解決できなかった課題や問題点を自らの手で解決まで導けた時には非常に達成感を感じられます。

この分析業務は何か決まったルーティーンが存在しているわけではなく、毎回それぞれの案件に合わせて最適な方法を考え、取り組みます。そのため、場合によっては今までにしたことがないような新しい方法を計画し、実際にチャレンジしてみるということもよくあるため、自分で新しいことを考えることが好きな方にはぴったりの仕事だと思います。

2019年に入社してからずっとこの部署で働かせていただいています。最初の半年は装置の使い方や結果の読み取り、サンプル測定に必要な前処理の方法等分析に必要な手段・考え方を教えてもらいました。はじめは知らないことだらけで、先輩方に圧倒され、くじけそうになることもありましたが、先輩方が粘り強く支えてくださり、乗り越えることができました。また、初めから規制物質の簡易スクリーニング法の確立も任していただけ、夏には本格的に手順書の作成にも取り組みました。年明けには事業部の方々にも法規制やスクリーニング法について知ってもらうためのセミナー開催、スクリーニング法について海外拠点の方に対してオンラインで研修会を行う等、最初から色々な経験をさせてもらえ、やればやるほど成長できる環境です。最近は新製品の開発プロジェクトチームに入れていただき、品質以外の考え方について勉強させていただきました。他に新規検討の技術支援にも力を入れており、日々精力的に働いています。通常業務の故障解析について、私たちが導きだした結果がその後の展開を左右するため、誤った判断をすることがないよう、常に緊張感・責任感を持って取り組んでいます。