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社員紹介

勢造(せづくり) 恭平(きょうへい)

スマホといえばカメラ。
そのカメラモジュールを
高品質かつ効率良く生産し、
お客様の信頼を得る。

  • シャープセンシングテクノロジー株式会社
  • 技術系 [商品生産技術]
  • 2016年入社
  • 物質創成科学研究科 物質創成科学専攻 了

仕事内容

デスクワークでデータ解析

私はスマートフォン用カメラモジュールの生産工場で稼働するCMOSセンサ洗浄装置の、オペレーション改善と歩留まり改善を担当しています。カメラ撮影時に光を認識する重要なパーツであるCMOSセンサには、モジュールの組み立て工程でゴミが付着することがあり、ゴミが存在すると撮影画像が欠ける原因となるため不良品になります。この不良を低減するために、組み立てラインのなかにCMOSセンサを洗浄する工程があります。その工程で使用する洗浄装置がスムーズに運転するようにトラブル停止の原因を明らかにして対策を行うことや、洗浄の条件をカメラモジュールのモデルの特徴に合うよう調整して不良品を限りなく少なくすることが私の仕事です。

生産工場は海外にあるため、日本から工場にいるメンバーをサポートする形で、装置動作や製品検査に関するデータを解析して結果をフィードバックしたり、オンラインミーティングで具体的な改善方法を議論したりしています。実際に現地へ行って工場内で装置の動きを見ながら装置メーカーと議論し、対策を実施することもあります。

やりがい

カメラモジュールは多段階の組み立て/洗浄工程の後に不良検査を行うという長い工程を経て製品としてでき上がるもので、CMOSセンサ洗浄はそのなかの1つの工程でしかないのですが、組み立てラインのなかでセンサ洗浄装置がトラブルやメンテナンスで停止するとライン全体がストップしてしまいます。つまり装置トラブルの頻度により1日に生産できる数量が左右されるので、1つの装置が工場全体に与えるインパクトは大きいです。このため、装置担当メンバーでミーティングを重ねてオペレーションの改善を行った結果、生産数の目標をクリアできた時は非常に達成感がありました。

また歩留まり改善は1%程度の不良をどこまで少なくできるかという世界で、改善の手がかりをつかむためには想定される不良原因に特化した見方での検査データ解析が必要となります。そのなかで私が手法を考えて解析を行った結果について、装置担当の先輩からわかりやすいと言ってもらえた時は嬉しかったですし、また解析結果が実際の改善検討につながった時は苦労して取り組んで良かったと思いました。

入社してからの経験

入社して1~5年目は研究開発本部で融点を様々な温度に調整した蓄冷材 (保冷剤) の開発を行っていました。当時は新たな事業を創り出す立場であり、研究を行って価値ある製品を創出し、その評価データを社外のお客様に提案して製品を使っていただくことが目標でした。その仕事に取り組むなかで、新事業が立ち上がるまでの流れを知ることができ、製品開発の業務や、お客様や仕入れ先の方々とのコミュニケーションを経験できました。

その事業が立ち上がった後、現在の職場に移りました。以前の仕事とは異なり、既に工場生産が行われている製品について生産数の増加や品質の安定化を目指すことが目標であり、また製品に直接関わるのではなく生産装置を扱うということで、初めは大きな仕事の変化に戸惑いました。それでも周囲の方々が仕事について優しく教えてくださったので、すぐに仕事に慣れることができ、今も仕事内容の幅を広げています。シャープでは商品開発、生産管理、研究開発など製品の上流から下流まで様々な仕事があり、また商品も幅広いので、自身の見識を広げられることも魅力だと感じています。

One day time-line (ある1日のスケジュール)

9:00 出社。メールをチェックし、今日のスケジュールを確認する。
10:00 装置担当メンバーとのミーティングで、業務の確認と課題についての議論を行う。
11:45 社員食堂で昼食。
13:00 装置トラブル時の対応方法についての基準書を作成する。
14:30 作成した書類を装置担当メンバーに確認してもらい、指摘点について修正を行う。
15:30 新規導入する装置についてオンラインミーティングを行い、問題点がないか議論する。
17:15 今日の業務進捗を確認。明日の業務計画を立てる。
17:45 帰宅。
  • 部内ミーティング
  • 同僚から情報収集

入社動機

自分の専門性を活かす

私は子供の頃からパソコンに触れたり、よくテレビを見たりテレビゲームをしたりしていたので、将来仕事に就くならそれらの機械を更に良いものにできる電機業界の会社に入りたいという思いを持っていました。ただ、私は高校生の頃に物理が苦手だったため大学では化学を専攻していたので、電機業界の会社に入るのは難しいかなと考えるようになっていました。そのなかで就職活動が始まり、シャープの説明会に参加して採用担当の方に「化学専攻で、製品素材に関する仕事で強みを活かせるかと思いますが、そのような仕事はありますか?」と質問してみたところ、「シャープでは様々な商品を作っているのでもちろん化学関係の仕事はありますし、今言われたように、この分野で自分が活躍できるという強い意志を見せてもらえると嬉しいです。」と返答をいただき、救われた思いがしてシャープへの入社を志しました。

また、シャープでは大手電機メーカーのなかでもロボホンやホットクックのような先がけた製品や独特な製品が多く、面白い製品に関わることができるのではと考えたことも入社動機でした。

オフタイム

綺麗な景色を求めてドライブへ

私は海や山の景色など綺麗な景色を見るのが好きで、休日には新しい景色を求めてよくドライブに出かけます。事業所と自宅が奈良なので、奈良から三重までの山道を運転したり、琵琶湖へ行ったりします。5年目までは千葉の事業所で働いていたので関東各地に出かけていたため、シャープに入社してから様々な場所へ行くことができました。

景色といえばカメラが連想されますが、私は景色を心に焼きつけるタイプなのでこれまでカメラにこだわってきませんでした (苦笑)。現在の仕事でカメラパーツの奥深さを知るようになったので、これからはカメラのスペックにこだわって綺麗な景色をカメラに収められるようになっていきたいと思っています。

琵琶湖へドライブ 比叡山からの風景

学生の皆さんへメッセージ

製品やサービスに対する熱い想いを持って

就職活動ではたくさんの就職先のなかから自分に合った候補を探すため、自分の強み、過去の経験、専攻など色々考えていると、どんな就職先が合っているのかがわからなくなってしまうこともあるかと思います。そんな時は、自分に素直になって本当にやりたい仕事は何なのかを考えてみるのも良いかと思います。会社には同じ部署でも様々な背景を持った方がおり、逆に同じ背景を持った人が集まっても取り組める仕事の幅が狭くなってしまいます。なので、会社で活躍するためには何よりも製品やサービスに対する熱い想いを持っていることが大事だと思っています。その想いがあれば関わったことのない分野の仕事でも徐々に学習できると思いますし、後々はその製品の開発リーダーとしてチームを引っぱっているようなこともあるかもしれません。

入りたい会社の候補のなかにシャープがあれば、ぜひ説明会に参加してみてください。

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