当社は2015年2月5日、デジタルコードレスファクシミリ2モデル＜UX-AF90CL/CW＞と、デジタルコードレス電話機2モデル＜JD-AT80CL/CW＞の新製品発表会を開催しました。年々被害が拡大し深刻な社会問題となっている振り込め詐欺対策に役立つ7つの機能を搭載しています。

会場では、冒頭、デジタル情報家電事業本部　モバイルソリューション事業部　事業部長　辰巳 剛司より、振り込め詐欺などを含む特殊詐欺の被害総額は2014年で過去最悪の約559億円^※1となる中、高齢者の5人に1人が振り込め詐欺等の電話を受けた^※2ことがあることを説明。一方、国内の固定電話（ファクシミリ・電話機）の購入層の約7割が60歳以上のシニア層^※3で、振り込め詐欺などの被害者層とほぼ一致^※1していることから、今回の新製品の開発に取り組んだことを紹介しました。

新製品は、本体の電話帳に登録されていない相手から電話があった場合、自動でメッセージを流し相手に名乗ってもらうように促す「自動聞いてから応答」や、同様に登録されていない相手からの電話を赤色のランプでお知らせする「あんしんLED^※4」などにより、電話に出る前に注意を喚起します。また、「自動通話録音^※5」は通話時に自動で警告メッセージを流した後、通話内容を最初から録音することができます。大型液晶の採用やワンタッチで通話音量を大きくできる「音量大」ボタンなど、使いやすさも追求しています。

なお、当社は新製品の効果検証を行うため、東京都足立区と共同で社会実験を実施する予定であり、発表会では、足立区危機管理室　危機管理課長　伊藤 三津夫 氏 から、その取り組みについて説明頂きました。
同区は振り込め詐欺など特殊詐欺対策事業の一環として、本年4月より区民100世帯を対象にコードレス電話機(JD-AT80CL)を設置し、当社は実験結果を今後の取り組みに活用していきます。