トップメッセージ

2026年4月1日付で社長執行役員CEOに就任いたしました河村哲治です。

当社は創業以来、創業者・早川徳次の「他社がまねしてくれる商品をつくれ」という精神のもと、人々の暮らしや働き方の変化を先取りし、新たな価値を創出してきました。
私はこれまで海外事業やBtoB事業に長く携わる中で、多様な価値観を理解し、技術と事業を結びつけることの重要性を学んできました。社長としての使命は、当社を次のステージへ導き、企業価値を最大化することです。そのために、新規事業の早期具体化、SHARPブランドのグローバル拡大、そして経営の方向性を積極的に発信する取り組みを進めてまいります。

2025年に制定した新コーポレートスローガン「ひとの願いの、半歩先。」には、“ひと”に寄り添い、まだ言葉になっていない願いを先取りしてかたちにするという決意を込めています。これからの社会は、AI、次世代通信、ロボティクス、モビリティ、エネルギーなどの技術により、人々の暮らしや働く環境が大きく変わります。その中で当社は、「暮らす」「働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、一人ひとりにとってより便利で、安心で、心地よい体験を提供してまいります。

再成長を支える最も重要な基盤は人的資本です。私は多様な人材が能力を最大限に発揮できる組織づくりを進めることが、持続的な企業価値向上につながると考えています。当社は、中期経営計画において“人”への投資の拡大を掲げ、AI/デジタル人材やグローバル人材、次世代リーダーの育成・獲得に取り組んでいます。
今後さらにリスキリング、階層別研修、選抜型リーダー育成、新規事業提案活動などを通じて、従業員一人ひとりが主体的に学び、挑戦し、成長できる環境を整えてまいります。

サステナビリティは、これら事業成長と社会価値創出を両立するための土台であり、経営基盤そのものです。
当社は気候変動への対応や資源循環の推進といった環境課題への取り組みに加え、人権の尊重、責任あるサプライチェーンの構築、コンプライアンスの徹底など、重要テーマへの対応を進めています。

環境面では、長期環境ビジョン「SHARP Eco Vision 2050」の実現に向け、事業活動に伴う環境負荷の低減と、製品・サービスを通じた環境貢献の双方を加速してまいります。

また、非財務情報の開示については日本におけるSSBJ(サステナビリティ基準審議会)基準への対応を見据え、サステナビリティ関連のリスクと機会、ガバナンス、戦略、リスク管理、指標・目標を適正に開示する体制を整備します。あわせて、欧州CSRD(企業サステナビリティ報告指令)をはじめとする国際的な開示規制にも適切に対応し、透明性と信頼性の高い情報開示を目指します。

こうしたサステナビリティ経営を推進するうえで、当社は国際的な規範や原則を尊重し、実践することを経営の基本姿勢としています。当社は国連グローバル・コンパクトが掲げる人権、労働、環境、腐敗防止の10原則を支持し、企業活動全体を通じてその実現に努めます。

当社は創業の精神を受け継ぎながら、新スローガン「ひとの願いの、半歩先。」のもと、新しい商品・サービスを世界中のお客様へお届けすることで、社会とともに持続的に成長する企業を目指してまいります。

2026年9月

代表取締役 社長執行役員CEO
河村 哲治