CSR・環境

事業を通じたSDGs達成への貢献

シャープは、事業方針である「8K+5G EcoSystem」「AIoT World」の実現を通じて、世の中に新たな価値を提供し、国際的な社会課題の解消することを目指しています。

各事業本部は、自らの事業領域において、2015年に国連で採択された「SDGs(持続可能な開発目標)」の達成にどのようにSDGsの達成に貢献していくかをテーマに「中長期スローガン」を設定し、事業の拡大と社会課題の解決の両立を図っています。

  • ※ 「AI(Artificial Intelligence:人工知能)」と「IoT(Internet of Things:モノのインターネット)」を組み合わせ、シャープが作った造語「AIoT」はシャープ株式会社の登録商標です

事業とSDGsとの関わり - スマートライフグループ -

Smart Appliances & Solutions事業本部

安全・健康・快適な生活をAIoT技術でサポート。人に寄り添うAIoTで近未来のスマートライフを実現します。

Smart Appliances & Solutions事業本部では、エアコン、冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、空気清浄機など、多種の白物家電・業務用商品をグローバルに提供し、健康で快適な生活の実現を目指しています。

従来の白物家電に「AIoT」を活用することで、ユーザーの生活スタイルや好みに合わせて、健康的な食事メニューの提案、安全で快適な空気環境の提供、家事負担の軽減など、さまざまなシーンで安全・健康・快適な生活の提供を行っています。

また、環境への配慮としては、開発段階では、省エネ技術の開発、省資源設計、再生プラスチックの積極採用などを継続的に行い、生産段階では、工場の使用電力/ガス量の削減やゴミ排出量の削減を図るため、工場ごとに目標を設定して推進しています。

当本部は今後も、独自の発想力で環境に配慮した技術開発を行うと共に、AIoTを進化させることにより、一歩先の安全・健康・快適なスマートライフの実現に向け取り組んでいきます。

  • ※ AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を組み合わせて当社が作った造語で、AIoTにより機器やサービスが人に寄り添う世界を目指しています。
シャープエネルギーソリューション(株)

自然環境に優しくエネルギー創出できる太陽光発電システムを世界各国に提供し、エネルギー課題の解決に貢献します。
さらに、発電エネルギーを賢く利用するエネルギーソリューション(システム/サービス)の提供を通じ、より豊かな生活を創造します。

シャープは、創業者 早川徳治の言葉「無限にある太陽光で電気を起こすことを考えれば、人類にどれだけ寄与するかは、はかりしれない」をきっかけに、太陽光発電の開発を始めてから今年で60年を迎えます。

シャープエネルギーソリューション(株)は、この言葉を脈々と受け継ぎ、日本国内・海外のエネルギーソリューション事業の開発から販売・施工、アフターサービスまでを一貫して手掛け、SDGs達成に貢献できるように取り組んでいます。

具体的には、住宅や工場などのルーフトップやメガソーラーへの太陽光発電システムの設置拡大を通じ、SDGsの目標7、目標13の達成に貢献していきます。そして、持続可能なエネルギー利用の促進に向けて、人に寄り添うAIoT家電と融合したスマートホームの実現、太陽光発電と蓄電池を効率的に連携させる自家消費システムやピークカットシステムなどの新規ソリューションの創出に取り組み、SDGsの目標11、目標12にも貢献していきます。

太陽光発電所(ベトナム クアンガイ省)

カメラモジュール事業本部

「撮る」だけでなく「認識する」カメラへの技術革新を通じて事業拡大と社会的課題の解決を図ります。

カメラモジュール事業本部は、主にスマホ向けのカメラモジュールを開発・販売しています。

スマホ市場は低成長期に入りましたが、カメラは複眼化が進んでおり、まだまだ成長が期待できる分野です。

AI技術の発展により、カメラとAIを融合した新たな用途が広がり、「撮る」だけでなく「認識するカメラ」に向けた技術革新が期待されています。既にAIカメラは生体認証、監視、車載、見守りの用途で実用化されていますが、今後、あらゆるインフラへの搭載が予想されます。

また、当本部は3Dセンシング技術にも取り組んでおり、画像データに3D情報を加えることで、センシング精度を一層高めてセキュリティ強化を図ると共に、VRやARなどエンターテインメント分野への応用も視野に入れています。

今後もカメラモジュールの基本性能向上を図るとともに、スマホで培ってきた技術を活かして、8K対応や小型化に取り組み、スマホ以外の用途に応用していきます。この結果、今まで見えなかった血管がクリアに見える8K内視鏡カメラや不審者を自動検出する小型AI監視カメラなど、医療・監視分野への応用により、安全・安心な社会の実現に向け貢献していきます。

カメラモジュールと製品搭載例

シャープ福山セミコンダクター(株)/シャープ福山レーザー(株)

8KやAIoTの技術基盤となるデバイスの創出を通して、人に寄り添う社会の実現に貢献します。

シャープ福山セミコンダクター(株)/シャープ福山レーザー(株)は、シャープの特長商品を支えるさまざまなキーデバイスを創出しており、現在は8KやAIoTの技術基盤となるデバイス/モジュールの開発・販売を進めています。

8K技術はTV放送に留まらず、圧倒的な情報量のデータでインフラ保守や安全監視、遠隔医療などさまざまな産業分野への活用が期待されています。 加えて、センサーの存在はAIoT社会の実現に欠かせないものとなっています。

私たちは、8K映像処理に必要なLSI(8K SoC)や映像の入り口となるCMOSイメージセンサー(8K CIS)に加えて、各種センサー、半導体ウエハ、フルカラー映像の投影を可能にする赤・緑・青の3原色レーザーデバイスなどの商品群を保有しています。

これらの事業が産業と技術革新の原動力となり、すべての人の健康と住み良いまちづくりに貢献することで、企業の社会的価値向上に努めていきます。

8K SoC

8K CIS

半導体ウエハ

各種センサー

レーザーデバイス

事業とSDGsとの関わり - 8Kエコシステムグループ -

ビジネスソリューション事業本部

スマートオフィスソリューションの提案強化で、お客さまに業務の生産性向上や効率化を提供し、働きやすい環境づくりに貢献します。

ビジネスソリューション事業本部は、複合機を核に電子黒板「BIG PAD」やテレビ会議システムの「TeleOffice」など、周辺機器やアプリケーションを組み合わせて業務効率化に貢献するスマートオフィスソリューションを提案しています。

これまでの複合機は、紙情報の入出力機器としての機能が中心でしたが、働き方が多様化する中、クラウドデータとの親和性を高め、業務形態に関わらず最高効率の仕事ができる環境を目指した総合的な業務支援機器として生まれ変わってきています。当社はこの複合機に加えオフィス業務にはなくてはならないディスプレイ商品、パソコン、スマートフォンを含め幅広いハード機器を揃え、使い方提案や業務改善提案などトータルソリューションの提供による職場環境の改善を通じた社会貢献を目指しています。労働環境の改善、人手不足、オフィス生産性の改善など、社会が求める要求に応えながら、期待される未来像を具現化するため、ハードウエアの技術開発だけではなく、サービスプラットホームやアプリケーション提供の充実を図り、今後も、オフィスでの情報セキュリティの向上や業務の効率化に留まらず新たな情報社会実現に向け、働きやすい、豊かな生活を実現する環境づくりに貢献していきます。

デジタルフルカラー複合機<MX-6171>
(写真はオプション装着時)

TVシステム事業本部

AV商品の開発・販売拡大を通じて、8K+5G Ecosystem/AIoTワールドの構築を促進し、より便利で快適な生活を提案、提供します。

TVシステム事業本部では、新しいAVライフを創出・提案すべく、日々、商品開発に取り組んでいます。

2011年に世界初となる8Kディスプレイを開発して以来、精緻で鮮やかな映像を表示する技術の開発、民生品として販売可能なコスト低減に取り組み、2018年12月の新8K放送開始に先立って、世界初の8Kチューナー内蔵液晶テレビ「AQUOS 8K AX1シリーズ」を発売しました。

また、オーディオ分野でも新ジャンル商品の開発に取り組みました。2019年3月に発売したウェアラブルネックスピーカー「AQUOSサウンドパートナー AN-SX7A」は、耳をふさがずに耳元で再生するため、周囲の?を遮ることなく、音に包まれるような感覚を楽しめるのが特?です。2013年より開発に着手、試行錯誤を重ねながら、音質や装着感に磨きをかけて商品化に至りました。

これからも“こだわり”を持った商品の開発を継続し、新しい生活体験を提案し続けていきます。

8K液晶テレビ
8T-C80AX1

サウンドパートナー
AN-SX7A

  • ※ 2018年12月に開始されたNHK BS 8K放送の受信機能を搭載したテレビとして
ディスプレイデバイスカンパニー

IGZO※1ディスプレイで「8K+5G Ecosystem」「AIoT World」の実現を目指します。
~高精細・低消費電力・耐環境性能・高速駆動テクノロジーで、AIoT社会で進化する医療・教育・インフラ・自動運転などの社会課題を解決します~

当カンパニーは、さまざまな用途に向けたディスプレイモジュールの開発・製造・販売を行っています。中でも2012年3月、世界初の量産化に成功した酸化物半導体IGZOを用いた液晶ディスプレイ※2は、①高精細、②高速駆動、③低消費電力、④自由なデザイン性などの特長を兼ね備え、多くのお客さまに採用いただいています。

これからの8K+5G時代に求められる高速大容量データの高品位表示の実現に向け、IGZOは日々進化を続けています。高精細かつ滑らかな表示の超高速駆動/高画質の医療・放送等プロ用モニター、超低消費電力かつ高輝度のモバイル機器や屋外サイネージ、これまでにないデザインの車載機器など、さまざまな生活シーンで革新的なディスプレイの創出が期待されます。さらに、普及が進む有機ELディスプレイへの技術展開も図り、全ての人のためのAIoT社会の実現に貢献していきます。

屋外サイネージ(スマートバス停)

  • ※1 In(インジウム)、Ga(ガリウム)、Zn(亜鉛)、O(酸素)により構成される酸化物半導体。
  • ※2 株式会社半導体エネルギー研究所との共同開発により量産化したものです。
研究開発事業本部

社会にインパクトを与える世界初/世界一の独自技術を生み出し、それを起点とした新しいエコシステムの創造を通じ、持続可能な社会の実現に貢献します。

研究開発事業本部は、将来のシャープを支える技術開発の中核部隊として、新規事業の種となる独自技術の創出、そして新たなエコシステムの構築に取り組んでいます。最も力を入れているのは、8K+5G関連技術を核としたエコシステムの構築であり、8Kに関連する多様な特長要素技術群や、5G製品に必須である5G標準規格特許ファミリー695 件(世界シェア約5%・第8位/2019年5月15日現在)に代表される多数の高品質な無線通信標準規格特許を保有するなど、この分野で強い技術競争力を有しています。

これらの技術力を背景に、8Kでは映像の作成、加工から配信、表示までの一連のバリューチェーンにおいてさまざまなパートナーと連携・協創しながらエコシステム構築を進め、各所で最適な8Kソリューションをいち早く生み出します。さらには5Gの有する超高速大容量、多数同時接続、低遅延高信頼性の通信・伝送技術を掛け合わせることで、映像・放送・医療・セキュリティ・教育・インフラ保守のほか広範な分野で社会課題の解決に寄与していきます。 以上を通じて、人々が安全・安心でいきいきと暮らせる社会の実現に向け、SDGsにおける目標3、4、7、8、9の達成に未来志向で注力していきます。

  • ※ 第三者機関調べ

事業とSDGsとの関わり - ICTグループ -

通信事業本部

通信技術を活用し、誰もが等しく、自分に合った「働きがいのある人間らしい仕事(ディーセントワーク)」や「教育」ができる社会を目指します。

通信事業本部は、「通信技術を活用した、人に寄り添い、新しい価値を提供し続ける事業体」を目指し、スマートフォンや携帯電話をはじめ、世界の人々が毎日笑顔で生活を楽しめるような「活きる力を起動する」商品やサービスを提供しています。

今の日本は、少子高齢化による労働人口の減少や長時間労働による健康被害、また出産・育児や介護による働くスタイルの多様化などの課題や変化に直面しています。また、文部科学省が推進する教育のICT化や、2020年度からの新学習指導要領の全面実施に向け、教育現場のICT環境整備が進んでいます。

これに対し、我々は2020年春から始まる5Gサービスを見据え、これまでの事業で培った技術とノウハウを活かし、リモートワークなど仕事の時間と場所の制約から開放する「ワークスタイルシフト」や、子供たちの学習への興味・関心を高め、分かりやすい授業で子供たちが主体的・協働的に学べる「双方向・協働学習」を実現する、高付加価値ソリューションを提供していきます。

5Gプレサービス用
スマートフォン

株式会社NTTドコモ向け
モバイルルーター
「Wi-Fi STATION」

(株)AIoTクラウド/(株)SHARP COCORO LIFE

AIoT家電で培ったAIoTプラットフォームにさまざまなハードやサービスがつながり、新しい価値を創造。未来のスマートライフの実現に貢献します。

(株)AIoTクラウド/(株)SHARP COCORO LIFEは、当社AIoT家電で培ったクラウド・音声対話などのプラットフォームや、当社内での業務に活用しているオフィス向けクラウドソリューションを他社に向けても提供し、スマートライフの実現に貢献してまいります。

B2C分野では、スマートライフを実現するスマートフォンアプリ「COCORO HOME」サービスにおいて、当社家電のみならず、他社のさまざまな機器・サービスもつながるオープンなプラットフォームを提供することを通じ、高齢者の見守りや、共働き世帯の家事省力化など、社会課題の解決に資するサービスの提供を進めていきます。

また、 B2B分野では内線電話システムやチャット・テレビ会議システムなど、当社内での業務で既に活用しているオフィス向けクラウドソリューションを他社にも提供します。効率的な業務推進のサポートを通じ、働き方改革などの社会課題の解決に貢献していきます。

AIoTプラットフォーム

Dynabook(株)

~人に寄り添う、社会を支える真のコンピューティングと、新しい付加価値・サービスの創出により、世界を変える~
より快適な社会と生活の提案を図ります。

Dynabook(株)は2018年10月にシャープグループの一員となり、PCとシステムソリューション商品の開発・製造・販売・サポートおよびサービスを行っています。

2019年1月1日付で現社名に変更するとともに、新しいビジョン「コンピューティングとサービスを通じて世界を変える」を制定し、” dynabook as a Computing”と”dynabook as a Service”の融合、それを支えるテクノロジーの強化、事業のグローバル展開に取り組んでいます。

当社の事業・サービスが貢献できるSDGsの項目は、教育、エネルギー、働きがい・経済成長、産業・技術革新、インフラ、リサイクルと多岐にわたっています。

SDGs達成への貢献に向けて、これまで培った省電力技術を活かし19時間バッテリー駆動を実現しました。また、廃棄物の排出抑制・再資源化を推進し、環境負荷低減を図っています。

文教・教育市場においては、タブレットを活用した新しい教育スタイルの導入、テレワーク・モバイルワークなど多様化する働き方改革へ適応し、お客さまのさまざまなシーンに合わせて、最適なデバイスとソリューションを提供しています。

さらに、PC導入時の計画から撤去・更新までワンストップでサポートする「ライフサイクルマネジメント」をはじめ、お客さまの課題にお応えするさまざまなサービスを提供していきます。

PCの本質を追求した30周年記念モデル