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企業年金制度のしくみ
一般的な企業年金制度
企業年金とは
企業が従業員の老後の生活を豊かにするため、国の年金である公的年金とは別に設ける制度となっています。
企業年金基金は、退職時に年金を選択された従業員の方が規約で定めた受給開始年齢に達すると年金給付を行ないます。
企業年金を選択できるのは、規約で定められた加入員期間以上の方となります。
退職金を全額一時金選択して受け取られた方には、企業年金はございません。
(企業年金は退職金を元本としております。)
- (1)基金型 確定給付企業年金(シャープ企業年金基金に加入されている方はこちらに該当します。)
- 母体企業が別の法人格を持った企業年金基金を設立し、規約によって確定した年金額を給付します。
年金のもととなる原資(以下、掛金)は、従業員の期間中に母体企業が拠出し、企業年金基金が年金資産を運用・管理しています。
- (2)規約型 確定給付企業年金
- 労使が合意した規約に基づいて企業と金融機関等が契約を結び、母体企業の外で資金の運用・管理を行ないます。
- (3)企業型 確定拠出年金
- 事業主が拠出した資金を従業員本人が自己の責任において運用の指図を行ない、その運用結果による給付を受給します。
- (4)厚生年金基金
- 企業と従業員が負担する厚生年金保険料(従業員期間分)と、基金独自の掛金を合わせて運用する部分があります。
企業年金の特徴
- 確定給付企業年金
- (1)掛金が事業主負担(退職金を年金化)。
- (2)自分自身での資金の運用が不要。
- (3)退職時に受給開始年齢からの年金額が確定するため、将来の生活設計が容易。
- (4)受け取り方法の選択に自由度がある。(受給開始年齢までの一時金受け取り等)
- 確定拠出年金(企業型)
- (1)掛金が事業主負担(退職金を年金化)。
- (2)転職金の持ち運びが確定拠出年金を導入している企業間であれば可能。
厚生年金基金は年金財政が悪化する基金が増え、 平成26年(2014年)4月1日以降、新規設立が認められなくなっていますので、掲載は省略しております。
シャープの企業年金制度
シャープの企業年金
シャープでは、従業員期間1年ごとに退職金ポイント(掛金)を加算します。
退職時にシャープの企業年金を選択した場合、受給開始年齢(※1)からシャープの企業年金基金を受給いただきます。
※1…現時点では60歳
シャープの企業年金を受給できる方は、シャープでの勤続期間が10年以上の方になります。
シャープ企業年金基金の加入者について
企業年金基金の加入者とは、企業年金基金の実施事業所に従事する厚生年金保険の被保険者のうち、企業年金基金の規約に定められた従業員です。
企業年金基金の加入資格は、企業年金基金の実施事業所に従事することとなった日に資格を取得します。
また、実施事業所に従事しなくなった日等に資格を喪失します。
シャープ企業年金基金の掛金について
シャープ企業年金基金の掛金は全額事業主が負担しています。
企業年金基金に加入している従業員に対する掛金は、所属する事業所の事業主(会社)が全額負担しています。
企業年金基金に加入した月から、ひと月ごとに掛金が積み立てられます。