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ニュースリリース 2010年11月5日
特 長

1.高濃度プラズマクラスターイオンによる動物病院における浮遊菌・ニオイ低減効果の検証

床面積8.8m2の試験室の中央に2段のケージ※7を設置。各段にビーグル犬を1頭ずつ入れ、ケージを挟み込むように向かい合わせにイオン発生装置を壁際に設置(図1、3)。

※7動物飼育用かご。

浮遊菌低減効果の検証
<評価項目>空気中に浮遊する菌数(エアーサンプラー※8により採取した菌を計数)
<試験方法>12日間、2~3日毎にイオンあり/なしを切り替え、各状態における浮遊菌数の増減を比較。
<試験結果>イオンあり(イオン濃度2万5千個/cm3)の場合はイオンなしの場合と比べ菌数が低減(図2)。イオンありの場合は、浮遊菌数はいずれも一般手術室レベルとされるNASA規格※9のクラス10000(浮遊菌数17.7CFU/m3以下)を達成。

※8空気中の浮遊菌数測定のために空気を採取する装置。
※9バイオクリーンルームの清浄度規格。


アンモニア濃度低減効果の検証
<評価項目>空気中のアンモニア濃度(ガス検知管※10により測定)
<試験方法>イオンなしの状態からイオンあり(イオン濃度2万5千個/cm3)の状態に切り替え、アンモニア濃度の変化を観察。
<試験結果>イオンなしの状態でアンモニア濃度は2.25ppm。イオン発生開始後徐々に減少し、29日後には0.56ppmまで減少し、さらに、37日後には0.34ppmまで減少した(図4)。これは6段階臭気強度表示法※11の臭気強度3「楽に感知できるニオイ」に相当するレベルから臭気強度2「何のニオイであるかがわかる弱いニオイ」に相当するレベル未満へ低減されたことを意味する。

※10空気中の特定物質の濃度を測定する器具。今回はアンモニア濃度測定用を使用。
※11日本国内で広く用いられている臭気の強度を数値化する方法。



2.1m3空間における浮遊イヌパルボウイルス感染力抑制効果の検証

<評価項目>イヌパルボウイルスの感染力(TCID50法※12による)
<試験環境>容積1m3のボックス内に高濃度プラズマクラスターイオン発生デバイスを設置し、イオン(イオン濃度2万5千個/cm3)を発生。
<試験方法>ボックス内にイヌパルボウイルスを噴霧し、5分間イオンを発生させた場合のウイルスの感染力をイオンあり/なしで比較。
<試験結果>イオンありの場合、イオンなしの場合と比較して感染力が99.8%以上抑制された。


※12段階的に希釈したウイルス液を細胞へ接種し感染力を調べる方法。
※13TCID50法により算出したウイルスの細胞への感染力を表す値。
財団法人 鳥取県動物臨床医学研究所
平成3年4月1日に設立。獣医学に関する臨床的研究はもとより、獣医学に関する刊行物の発行、学会や講演会の開催などの情報提供、獣医医療のスタッフの教育・養成などの人材育成、さらに野生鳥獣の保護管理による自然資源の保護など非常に広範囲の活動を続けています。平成8年度より年1回、日本学術会議に登録された「動物臨床医学会」を開催しています。
財団法人 鳥取県動物臨床医学研究所 理事長 山根義久
日本獣医師会会長。東京農工大学名誉教授。1989年に世界で初めて動物用の超小型人工心肺装置を開発、手術成功例を報告。獣医学における循環器分野の権威。1991年 財団法人鳥取県動物臨床医学研究所 所長。1996年 財団法人鳥取県動物臨床医学研究所 理事長。2004年 社団法人日本獣医師会会長。獣医学博士、医学博士。
財団法人 鳥取県動物臨床医学研究所 所長 高島一昭
動物臨床医学会理事。倉吉動物医療センター・米子動物医療センター総院長。
獣医学博士、医学博士。
<プラズマクラスター技術によるウイルス感染力抑制効果実証一覧>

<プラズマクラスター技術の有害物質活動抑制効果実証一覧>
対象有害物質 種類 実証機関
細菌 セラチア菌 米国 ハーバード大学公衆衛生大学院
メルビン・ファースト名誉教授
大腸菌 (財) 石川県予防医学協会
大腸菌、白色ブドウ球菌、
カンジダ菌
中国 上海市予防医学研究院
バチルス菌 (財) 北里環境科学センター
CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)
MRSA
(メチシリン耐性
黄色ブドウ球菌)
(財) 北里環境科学センター
(学) 北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
MDRP
(多剤耐性緑膿菌)
(学) 北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
シュードモナス、
エンテロコッカス、
スタフィロコッカス
ドイツ リューベック医科大学
エンテロコッカス、
スタフィロコッカス、
サルキナ、
マイクロコッカス
CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)
アレルゲン ダニ、花粉 広島大学大学院 先端物質科学研究科
ダニ 大阪市立大学大学院 医学研究科 分子病態学教室
真菌 クラドスポリウム (財) 石川県予防医学協会
ドイツ リューベック医科大学(増殖抑制効果)
CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)
ペニシリアム、
アスペルギルス
ドイツ リューベック医科大学(増殖抑制効果)
アスペルギルス、
ペニシリアム(2種)、
スタキボトリス、
アルテルナリア、
ムーコル
CT&T(ドイツ アーヘン応用科学大学 アートマン教授)
ウイルス H1N1型ヒト
インフルエンザウイルス
(財) 北里環境科学センター
韓国 ソウル大学
中国 上海市予防医学研究院
(学) 北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
H5N1型トリ
インフルエンザウイルス
英国 レトロスクリーン・バイロロジー社
新型H1N1
インフルエンザウイルス
英国 レトロスクリーン・バイロロジー社
SARSウイルス 英国 レトロスクリーン・バイロロジー社
ポリオウイルス (財) 北里環境科学センター
コクサッキーウイルス (財) 北里環境科学センター
(学) 北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
コロナウイルス (学) 北里研究所 北里大学北里研究所メディカルセンター病院
イヌパルボウイルス (株) 食環境衛生研究所
<プラズマクラスター技術について>
プラスイオン(H(H2O)n)とマイナスイオン(O2(H2O)m)を同時に空中へ放出し、細菌/ウイルス/ニオイ物質などの表面で瞬間的にプラスとマイナスが結合して酸化力の非常に高いOHラジカルとなり、化学反応により物質を分解する独自の空気浄化技術です。
菌抑制効果メカニズム(イメージ図)
ウイルスの感染力抑制効果メカニズム(イメージ図)
ニオイ抑制効果推定メカニズム(イメージ図)
 


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