デジタル学習システム <STUDYFIT>
(写真は、デジタル学習教材 小学5年生算数の例)
●画面はハメコミ合成です。実際の表示とは異なります。
シャープ株式会社(本社:大阪市阿倍野区、代表取締役社長:髙橋興三、以下「シャープ」)は、児童の個別学習を効果的にサポートするデジタル学習システム「STUDYFIT」を新たに開発、本年5月より商談を開始します。本システムには、株式会社日本標準(本社:東京都杉並区、代表取締役社長:山田雅彦、以下「日本標準」)と昨年11月に共同で開発したタブレット端末向けのデジタル教材を採用。販売において、シャープは日本マイクロソフト株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長:樋口泰行、以下「日本マイクロソフト」)と協力し、推進してまいります。
本システムは、シャープと日本標準が共同開発した小学生向けのデジタル教材をタブレット端末に搭載しています。児童は、各自のタブレット端末で学習を進め、教員は日々の学習履歴から児童全員の課題や理解状況を把握できるので、個別指導による学習サポートが可能です。
シャープは、佐賀県教育委員会および日本マイクロソフトの協力により、2014年11月下旬から本システムの実証研究を佐賀県多久市の公立小学校5年生を対象に実施しました。実証研究では、児童の学力向上に加え、学習意欲においても一定の成果を確認するとともに、実証研究に協力いただいた佐賀県多久市をはじめ佐賀県内の教育関係者の方々からも高い評価をいただきました。
学校教育の現場では、タブレット端末などのICT機器を導入する取り組みが急速に進展しており、今後さらなる普及が見込まれています。シャープと日本標準、日本マイクロソフトは、本システムを全国の自治体や小学校に積極的に提案してまいります。
品名/愛称
|
デジタル学習システム「STUDYFIT」
|
システム内容
|
・デジタル教材(診断テスト、指導問題)
*対象年齢:小学3年~6年生、対象教科:国語、算数
・児童用アプリケーション(Windows ® タブレット対応)
・教員用アプリケーション(サーバーアプリケーション)
|
構成機器
|
【児童用環境】
・ペン入力可能なWindows ® 端末(タブレット端末など)
【教員用環境】
・アプリケーション実行用サーバー ・パソコン
【その他】
・通信環境(Wi-Fi ® ルーター、ネット回線など)
|
商談開始時期
|
2015年5月
|
■ デジタル学習システム「STUDYFIT」の特長
1.各児童の学習到達状況に応じた個別学習が可能
教員は、診断テストで各児童の現状の学力を診断できます。診断結果をもとに、各児童の理解度に合わせて日々の学習を進めることができます。
2.教員による効果的な個別指導を実現
各児童の学習ログや解答データをもとに、学習につまずいている児童やクラス全体の苦手領域などを分析できるので、効果的な個別指導も可能です。
3.始業前など、短時間での運用も可能
学習ログや解答データの送信時のみ通信環境を利用する設計となっており、通信環境に影響されることなく学習を進めることができます。単元別の小問で構成されているため、1日5分~10分の短時間で無理なく取り組めます。
≪「STUDYFIT」の運用イメージ図 ≫
≪「STUDYFIT」画面例 ≫
≪各社の役割≫
■ 動作環境
■児童用アプリケーション
|
OS
|
Microsoft ® Windows ® 7 Pro(32bit/64bit) Microsoft ® Windows ® 8/8 Pro(32bit/64bit) Microsoft ® Windows ® 8.1/8.1 Pro(32bit/64bit)
|
ディスプレイ
|
タッチパネル型(ペン入力必須)
|
■教員用アプリケーション
|
OS
|
Microsoft ® Windows Server ® 2008 R2/2012/2012 R2※ ※接続するクライアント分のCALが別途必要です。
|
CPU / メモリー
|
インテルCore i5以上(2.2GHz以上)/ 8GB以上
|
Webサーバー
|
Apache2.4、PHP5.6.2、データベースPostgresSQL 9.3
|
●「Windows」「Microsoft」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標または登録商標です。
● Wi-Fi® は、Wi-Fi Allianceの登録商標です。
≪佐賀県多久市における実証研究概要と成果≫
■概要
■実施スケジュール
■実証研究成果