ホーム > ニュースリリース > 米国・カイメタ社と衛星通信向けアンテナを共同開発
ここをクリックすると印刷できます

2015年8月19日

米国・カイメタ社と衛星通信向けアンテナを共同開発

 シャープは、米国・Kymeta Corporation(本社:米国ワシントン州レッドモンド。以下、カイメタ社)と、移動体衛星通信の低コスト化と信頼性の向上に貢献する、新たな方式のフラット型衛星アンテナを共同開発いたします。

 今般共同開発するフラット型衛星アンテナ(以下、本アンテナ)は、従来のパラボラアンテナと同等の送受信性能が実現できる見通しです。可動部品なしで衛星を追尾できることから、信頼性が高く薄型で軽量のため、車や船舶、航空機などの移動体に容易に設置することができます。

 本アンテナはカイメタ社が開発したmTennaTM 技術を採用。衛星との送受信に必要な回路を形成したガラス基板に、もう一枚のガラス基板を重ねた基本構造を有しています。液晶ディスプレイの構造に近いため、当社が保有する液晶用の生産ラインを活用した共同開発や試作が可能となります。また民生向けに培った生産プロセスにより、今後の本アンテナの旺盛な需要に十分対応することができます。


【米国・カイメタ社の概要】

カイメタ社は、米国ワシントン州レッドモンドを本拠地として、事業をグローバルに展開。ソフトウェアに対応したメタマテリアルによる衛星通信用のビーム・フォーミングアンテナにより、通信衛星間の接続を容易にし、車や航空機、その他の乗り物において家庭やオフィスと同じブロードバンド環境の実現に取り組んでいる。

CNBCによる「CNBC DISRUPTOR 50」に2年連続で選出。また、Future in Reviewにて、2014年“FiRe Starter企業”に選出されている。


・本社所在地:12277 134th Court NE, Suite 100, Redmond, WA 98052, USA

・CEO : Nathan Kundtz, Ph.D.

 URL   http://www.kymetacorp.com/ 新しいウィンドウで開きます


※ ニュース通信社ダウ・ジョーンズと米国の大手テレビネットワークNBCが共同設立したニュース専門放送局

(注)
ニュースリリースに記載されている内容は、報道発表日時点の情報です。ご覧になった時点で、内容が変更になっている可能性がありますので、あらかじめご了承下さい。

このページの先頭へ