シャープは、世界で初めて8K(60p)映像の「撮影」「収録」「再生」「ライン出力」が可能なカメラ/記録部一体型の業務用8Kカムコーダー<8C-B60A>を発売します。8K映像関連技術を有するアストロデザイン株式会社※4(本社:東京都大田区、代表取締役社長:鈴木茂昭)の技術協力を得て開発しました。
本機は、高精細な8K(60p)映像の撮影が可能なだけでなく、撮影・収録時の扱いやすさや収録後の編集作業の負荷低減にも配慮した設計を行っています。撮像素子は、3,300万画素のSuper 35mm相当の大型CMOSイメージセンサを搭載し、圧縮方式にはCPU負荷の低いコーデック※5を採用。8K(60p)映像の編集作業の効率化と約40分間の連続収録(同梱の2TB SSDパック使用時)を実現しています。また、映像を収録しながら、8K(60p)の非圧縮映像をリアルタイムで出力できるため、ライブ配信にも活用できます。
当社は、8K映像制作の入口となる本機の発売を通じて、8K映像コンテンツの普及拡大を推し進め、「8Kエコシステム」の早期構築を目指してまいります。
なお、当社は、本機を11月15日(水)から17日(金)まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催される「2017年国際放送機器展(Inter BEE 2017)」に出展します。
品名 |
業務用8Kカムコーダー |
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形名 |
8C-B60A |
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希望小売価格(税別) |
8,800,000円 |
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発売月 |
2017年12月 |
■ 主な特長
1.世界初 1台で8K(60p)映像の「撮影」「収録」「再生」「ライン出力」を実現
2.3,300万画素のSuper 35mm相当の大型CMOSイメージセンサによる8K(60p)撮影に対応
3.8K(60p)の4:2:2方式※6/10bit収録を実現。CPU負荷の低い圧縮方式を使うことで、収録後の編集作業を効率化、約40分間の連続収録(2TB SSDパック使用時)が可能
4.収録と同時に8K(60p)非圧縮映像の出力ができ(クアッドリンク 12G-SDI出力端子装備)、8Kライブ配信などに使用可能、収録後の再生出力に対応
5.収録メディア用のSSDバックスロットを内蔵、Vマウントバッテリー駆動により、8K撮影時におけるワンマン運用を実現
※1 2017年11月7日現在。当社調べ。
※2 1秒間に60フレームを表示させる方式(プログレッシブ)。
※3 本機の使用には、別途、市販のレンズ、ビューファインダー、マイクなどが必要です。
※4 事業内容:映像/画像機器およびソフトウエア、HDTVスタジオ機器、デジタル放送関連機器、ディスプレイ計測機器の設計、製造、販売ならびに通信/制御/計測に関するモジュール・システムなどの販売。
※5 Grass Valley HQX Codec
※6 デジタル映像信号のフォーマットとして、規格化されている方式のひとつ。