シャープは、AIが予測した太陽光発電システムの余剰電力量※2に応じて、クラウド蓄電池(以下、蓄電池)※3の充電を自動で賢く制御するクラウドHEMSの新サービス「COCORO ENERGY」の提供を本年7月31日より開始します。2019年11月以降に卒FIT※4を迎え、自家消費※5されるご家庭で余剰電力をより効率的に活用いただけます。
本サービスは、クラウド上のAIが、翌日の日射量の予報値から太陽光発電システムの発電量、ご家庭の日々の電力使用状況から消費電力量をそれぞれ推計し、余剰電力量を予測。夜間に蓄電池を充電する際、満充電にせず、予測した余剰電力量分を空き容量として残しておくことで、翌日の余剰電力を、より効率的に蓄えることが可能になりました。電力会社からの電力購入を極力抑え、電気代の削減に貢献します。また、エコキュート※6を設置のご家庭では、蓄電池を充電しながらお湯も沸かせます。両機器を組み合わせることで、発電した電気をさらに効率よく自家消費できます。
スマートフォンなどから遠隔操作が可能な住設機器も拡充。今回新たに、YKK AP株式会社の電気錠やリンナイ株式会社のガス給湯器、ハイブリッド給湯器に対応※7します。万が一、玄関の鍵を閉め忘れても外出先から施錠できるほか、帰宅前にお風呂のお湯はりを操作することも可能です。
「COCORO ENERGY」は、当社のスマートホームサービス「COCORO HOME」のスマートフォンアプリとも連携可能です。毎日の太陽光発電システムの発電量や家庭内の消費電力量はもちろん、気象警報発令時の蓄電池の自動充電開始のお知らせなど、家庭のエネルギー情報をアプリから簡単に確認できます。
提供サービス名 |
サービス利用料 |
提供開始日 |
COCORO ENERGY |
無料 |
2019年7月31日 |
■ 主な特長
1.AIが予測した翌日の余剰電力量に応じて、蓄電池の充電を賢く制御
2.電気錠やガス給湯器、ハイブリッド給湯器の遠隔操作が可能
3.スマートライフアプリ「COCORO HOME」と連携
※1 Home Energy Management Systemの略。住宅で使用するエネルギーを管理・制御するシステムです。
※2 太陽光発電システムの発電量から、消費電力量を差し引いた電力量です。通常、蓄電池に貯めるか、電力会社へ売電します。
※3 対応する蓄電池は、当社製品サイト(https://jp.sharp/e_solution/battery/ )をご確認ください。
※4 FIT(固定価格買取制度)とは、再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で一定期間買い取る制度です。
卒FITは、10年間の固定価格での買取期間を満了したことを指します。
※5 太陽光発電システムが発電した電気をご家庭で消費することです。
※6 エコキュートの連携は、ダイキン工業株式会社製エコキュート2018年度以降のモデルが対象です。
※7 対応機種は、当社製品サイト(https://jp.sharp/e_solution/mieruka/products/matching.html )に順次掲載します。
●「COCORO ENERGY」のご利用には、当社会員サイト「COCORO MEMBERS (https://cocoromembers.jp.sharp/ )」への会員登録が必要です。
● AI制御や住設機器の遠隔操作などの記載する各機能のご利用には、クラウド連携エネルギーコントローラ(JH-RV11/JH-RVB1)が必要です。